図書室の恋だより〜君とこの先もページをめくりたい〜



「健ちゃん、こっちがね、友達の西本栞ちゃん、しーちゃんって呼んでるよ。佳奈は知ってるよね。あとはクラスメイトの谷口くんと汐留くん」


と、由梨が次々と紹介する。


私たちはそれぞれ軽く頭を下げた。


「初めまして!由梨の彼氏の堀田です。よそ者が混じったみたいで、ごめんねー」


笑顔で「由梨の彼氏」としっかり強調する堀田さん。


「い、いやー。人数多い方が楽しいですよ」


少したじろぎながらも、谷口くんが愛想よく笑った。


そんなやり取りを、由梨はにこにこと見ている。


堀田さんのこの姿は、日常茶飯事なのかもしれない。


特に由梨は学校でもモテるので、堀田さんも内心気が気じゃないのかも。


「佳奈ちゃん、久しぶりだね」


堀田さんは佳奈を見ると、笑みを浮かべた。


「お久しぶりです!」


佳奈も笑って挨拶する。


それから、堀田さんは私を見る。


「西本さんは、初めましてだね」


「は、はい。初めまして」


「由梨から聞いてるよ。仲良くしてるんだってね。今日はよろしくね」


「こちらこそ……」