「ふふっ」
「でも、彼氏さんはいいの‥‥‥?お家の人も」
私は聞いた。
お祭りのあと、二人で過ごしたりしないのかな。
「いいの、いいの。健ちゃんならまた会えるよー。うちはいつでも大歓迎だから」
由梨の彼氏は、近所に住む幼なじみだと聞いている。
そういうことなら、と私は頭を下げた。
「お邪魔します」
「そんなにかしこまらなくてもいいんだよー」
由梨の家には以前お邪魔したことはあったけど、泊まるのは初めてだ。
佳奈は一度泊まったことがあるらしい。
そういう違いに、私はまだこの輪の新参者なんだなと思ってしまう。
でも、友達の家に泊まるのは小学生以来なので、ドキドキするし、楽しみだ。
◇
そして、夏祭り当日。
「「おじゃまします!」」
私と佳奈は、一緒に由梨の家にお邪魔した。
「いらっしゃい。入って入って」
由梨に促され、由梨の部屋に入る。
由梨の部屋はきちんと片付いていた。
