図書室の恋だより〜君とこの先もページをめくりたい〜




机にかじりつく日々を重ねて--

期末考査がようやく終わった。


私たち女子三人は、考査お疲れ様会ということで、学校近くのハンバーガーショップに来ている。


テーブルの上には、それぞれのトレイにハンバーガーやポテト、ジュースが並んでいる。


「やっと終わった〜」


由梨がふうと息を吐いた。


「数学、難しかった〜」


私は両手で持ったハンバーガーを見つめながら、ため息をついて言った。


毎回同じことを言っている気がする。


「私も。最後の問題、諦めちゃった」


由梨が頬に手を当てて言った。


「はい、ストップ!ストップ!」


私たちの反省会にストップをかけたのは、もちろん佳奈だ。


「もう!もうすぐ夏休みだよ!楽しいこと考えよ」


一人だけ元気な佳奈に圧倒され、私と由梨はこくこくと頷いた。


「夏祭りだけどさ、浴衣着る?」


佳奈が早速、夏祭りの話題を持ち出した。


すぐに由梨が答える。


「去年三人で買ったし、私は着たいなー」


「私も……。まだ買ってから一度も着てなくて」


私も続けて答えた。



「浴衣なんて、夏祭りのときくらいしか着ないもんね」


佳奈が私に同調する。


「あっ、そうだ」


何か思いついたのか、由梨は手を合わせ、ふわりと笑って言った。


「ねえ、今年はうちで着付けして、そのまま夏祭りに行って、お祭りのあとは泊まっていかない?
うちがたぶん一番神社に近いし」


由梨からの提案に、佳奈が目を輝かせる。


「えっ、それ、楽しそう」