恋人同士になった二人



「そんなに熱心に見られると、恥ずかしいな。」

「ご、ごめん。」

避妊具のコンドームを慣れた手つきで装着する、葵くんに言われた。

知識としては知っていたけど、コンドームを直接見るのも、男の人のものを見るのも初めてだった。

お父さんとお風呂に入った事がなかった。

お母さんとおばあちゃんとしか。


……私の中に全部入るのだろうか。

そんな不安に襲われた。


大きく脚を開かされて、葵くんは押し開くようにゆっくり入って来た。

恥ずかしいところを見られ、恥ずかしい体勢にさせられ……。


「ちゃんと見て。誰に抱かれてるのか。」

羞恥心から目を逸らしてると、そう言われた。

「……葵くん。」

お腹の中が苦しかった。

でも、繋がれた喜びの方が大きかった。


葵くんは汗で濡れる私の髪を横に分けると、私のおでこに唇を落として、リップ音を鳴らしてキスをした。


「馴染んで来たから、動いて良い?」

「うん……。」