恋人同士になった二人



ベッドの軋む音。

部屋には耳を塞ぎたくなる、卑猥な水音が響いていた。

……熱い。

頭がぼんやりした。

葵くんの腰の動きに、私の視界が揺れていた。


「んっ、…あッ、はぁ。」

私の口からはひっきりなしに声が漏れた。

腰を掴まれて、身動きが取れない。

一瞬、頬に水滴が当たった感覚があり、葵くんの汗が私の頬に落ちた。

葵くんも汗、かくんだ……。

「いっ?!」

そんな事が頭をよぎった時、私の首筋に顔を埋めた葵くんに噛まれた。

……か、噛まれた!

「葵く、ん、怖いっ。」

私の頭は混乱して、痛みから涙が浮かび動きが速くなり、また、何かが来る。


「…あぁッ!」

目の前で星が散って、甲高い声が漏れた。

体が自分のものでない感覚。

葵くんによって、作り替えられていく。


「また上手にイけたね。」

言葉の意味は、良く分からなかった。

首筋に舌を這わされて、噛まれたところを舐められた。

葵くんの吐息は、火傷しそうな程、熱かった。