ぎこちない空気のまま教室に入り、自分の席につく。
すぐ後ろの席の冴くんは、カバンを置くなり机に伏し倒れてしまった。
(やっぱり氷室くんも寝不足だったのかな……)
そっと後ろを振り返りかけたその時、目の前にスッと影が落ちた。
「おはよ、一ノ瀬さん。……ねえ、なんか今日ふたりとも顔赤くない?」
ニヤニヤとした笑みを浮かべた煌月さんが、私の顔を覗き込んできた。
「えっ!? あ、赤くないよ!」
「ふーん? 昨日の放課後、買い出しから戻ったあと二人で鍵閉めて残ってたって聞いたけど?」
「な、なんにもないよ!? ただ荷物整理してたらちょっと…あっ!」
口を滑らせかけた私の自分の口を、慌てて両手で塞ぐ。
煌月さんの目がキラリと光った。
「ふ〜ん……『グラッ』とねぇ?」
すぐ後ろの席の冴くんは、カバンを置くなり机に伏し倒れてしまった。
(やっぱり氷室くんも寝不足だったのかな……)
そっと後ろを振り返りかけたその時、目の前にスッと影が落ちた。
「おはよ、一ノ瀬さん。……ねえ、なんか今日ふたりとも顔赤くない?」
ニヤニヤとした笑みを浮かべた煌月さんが、私の顔を覗き込んできた。
「えっ!? あ、赤くないよ!」
「ふーん? 昨日の放課後、買い出しから戻ったあと二人で鍵閉めて残ってたって聞いたけど?」
「な、なんにもないよ!? ただ荷物整理してたらちょっと…あっ!」
口を滑らせかけた私の自分の口を、慌てて両手で塞ぐ。
煌月さんの目がキラリと光った。
「ふ〜ん……『グラッ』とねぇ?」

