煌月さんが頭を抱えていると、廊下の奥から「忘れ物した」と氷室くんが戻ってきた。
「一ノ瀬、まだいたのか。……なに二人で頭抱えてんだ?」
「あ、氷室くん! ううん、何でもないよ!」
私は嬉しくなって、パッと笑顔で氷室くんに駆け寄った。
「氷室くんって本当に優しいよね! 私、氷室くんみたいな最高の友達ができてすごく嬉しい!」
「……は?」
満面の笑みで伝えた私に対して、氷室くんは一瞬ピタッと動きを止めた。
それから、生ゴミでも見るような目……ではなく、何とも言えない絶望と頭痛に耐えるような顔で、深々と額を手で覆った。
「……友達」
「うん! これからもずっと良い友達でいようね!」
「……お前、本気で言ってんのか……」
低く掠れた声で呟く氷室くん。
後ろで見ていた煌月さんが「冴くん、ドンマイ……」と憐れむような目で見つめているのを、私は首を傾げながら不思議に思いながら見つめるのだった――。
「一ノ瀬、まだいたのか。……なに二人で頭抱えてんだ?」
「あ、氷室くん! ううん、何でもないよ!」
私は嬉しくなって、パッと笑顔で氷室くんに駆け寄った。
「氷室くんって本当に優しいよね! 私、氷室くんみたいな最高の友達ができてすごく嬉しい!」
「……は?」
満面の笑みで伝えた私に対して、氷室くんは一瞬ピタッと動きを止めた。
それから、生ゴミでも見るような目……ではなく、何とも言えない絶望と頭痛に耐えるような顔で、深々と額を手で覆った。
「……友達」
「うん! これからもずっと良い友達でいようね!」
「……お前、本気で言ってんのか……」
低く掠れた声で呟く氷室くん。
後ろで見ていた煌月さんが「冴くん、ドンマイ……」と憐れむような目で見つめているのを、私は首を傾げながら不思議に思いながら見つめるのだった――。

