放課後。結城くんたち男子グループと楽しそうに笑いながら教室を出ていく氷室くんを見送って、私は小さく息をついた。
そっか……氷室くん、友達をすごく大切にする人なんだ
合宿で助けてくれたのも、いつも勉強を教えてくれるのも。
全部、氷室くんが私を「大切な友達」だと思ってくれているからなんだ。そう思うと、胸の奥がキュッと温かくなると同時に、ほんの少しだけ不思議な寂しさが混ざり込む。
「なに黄昏れてんのよ、一ノ瀬さん」
後ろから煌月さんがやってきて、私の顔を覗き込んだ。
「あ、煌月さん。……ううん、私ね、氷室くんが私と『友達』になってくれて本当に良かったなって思って」
「……は? 友達……?」
私がえっへん、と胸を張って笑顔で答えると、煌月さんはポカンと口を開けた後、思い切り自分の額を押さえた。
「ちょっと待ちなさい……あんた、冴くんのあの甘々すぎる対応を受けておいて、まだ『友達』枠に入れてんの!?」
「え? だって結城くんたちとも仲良いし、氷室くんって友達思いで優しいじゃない?」
「あ〜〜〜っ! もうっ! 冴くんが不憫すぎて見てられないわ……!」
そっか……氷室くん、友達をすごく大切にする人なんだ
合宿で助けてくれたのも、いつも勉強を教えてくれるのも。
全部、氷室くんが私を「大切な友達」だと思ってくれているからなんだ。そう思うと、胸の奥がキュッと温かくなると同時に、ほんの少しだけ不思議な寂しさが混ざり込む。
「なに黄昏れてんのよ、一ノ瀬さん」
後ろから煌月さんがやってきて、私の顔を覗き込んだ。
「あ、煌月さん。……ううん、私ね、氷室くんが私と『友達』になってくれて本当に良かったなって思って」
「……は? 友達……?」
私がえっへん、と胸を張って笑顔で答えると、煌月さんはポカンと口を開けた後、思い切り自分の額を押さえた。
「ちょっと待ちなさい……あんた、冴くんのあの甘々すぎる対応を受けておいて、まだ『友達』枠に入れてんの!?」
「え? だって結城くんたちとも仲良いし、氷室くんって友達思いで優しいじゃない?」
「あ〜〜〜っ! もうっ! 冴くんが不憫すぎて見てられないわ……!」

