クールな氷の王子は無自覚地味子を独占したい

「でも! 私、絶対に諦めないからね!」

「えっ……?」

「私、明日絶対に冴くに気持ちを伝えるわ! 後悔したくないの!」

まっすぐで、一生懸命な瞳。
私とは違って、自分の気持ちに素直でキラキラしている煌月さん。

「……うん。煌月さん、頑張って……!」

私がそう言うと、煌月さんは「ふんっ! 見てなさいよー!」と可愛らしく宣言して、布団に潜り込んだ。

煌月さん、すごく可愛いな……

こんなに可愛くて素直な子に告白されたら、氷室くだってきっと断れないよね。

考えただけで胸が押し潰されそうに痛くなって、私は冷たいジュースでも買おうと、一人で部屋を抜け出した――。