クールな氷の王子は無自覚地味子を独占したい

氷室くん……なんでそんなに怒るの……?

氷室くんのあまりの近さと、独占欲全開の言葉に、私の心臓が「ドクン!」と大きな音を立てた。
顔が首まで熱くなっていくのが分かる。

ダメだよ……私は煌月さんを応援するって決めたのに……

氷室くんの手が私の手に触れるたび、胸の奥がキュンと痛む。
こんなの、まるで私が氷室くんのことを――。

ううん、違う、違う……! 私はただ、友達として……っ!

必死に自分に言い聞かせながらも、私はもう、氷室くんの横顔から目をそらすことができなくなっていた――。