「やったー! じゃあ女子のあと一人は誰にする〜?」
結城くんが能天気に言ったその時だった。
「あのっ……! 私をその班に入れてもらえませんか……!?」
パッと手を挙げて駆け寄ってきたのは、転校生の綺音ちゃんだった。
頬をほんのりピンク色に染めて、大きな目を潤ませながら、じーっと氷室くんを見つめている。
「私、まだ転校してきたばかりで友達も少なくて……。冴……氷室くんたちの班に入れたら、すっごく嬉しいです……!」
一生懸命で可愛いアピール。教室の男子たちならイチコロになりそうな可憐さだ。
「おっ、煌月ちゃん? 俺は全然大歓迎だけど――」
結城くんがチラリと氷室くんを見る。
「……好きにしろ。誰でもいい」
氷室くんは興味なさそうにスマホに目を落としたまま、冷たく言い放った。
「本当!? ありがとうございますっ!」
綺音ちゃんはパァッと顔を輝かせると、氷室くんのすぐ隣の位置をキープした。
これで「氷室くん・結城くん・私・綺音ちゃん」の4人班が完成したわけだけど……。
「よろしくね、一ノ瀬さん!」
「あ、うん! よろしくね、煌月さん!」
可愛らしく微笑んで握手を求めてくる綺音ちゃん。
……だけど、そのキラキラした瞳の奥に、ほんの少しだけ「氷室くんの隣は渡さない」という強い意志が見えた気がした。
き、気のせいだよね……っ!?
そしてなぜか、氷室くんの隣で嬉しそうにする綺音ちゃんを見て、私の胸の奥がまたチクッと痛むのだった――。
結城くんが能天気に言ったその時だった。
「あのっ……! 私をその班に入れてもらえませんか……!?」
パッと手を挙げて駆け寄ってきたのは、転校生の綺音ちゃんだった。
頬をほんのりピンク色に染めて、大きな目を潤ませながら、じーっと氷室くんを見つめている。
「私、まだ転校してきたばかりで友達も少なくて……。冴……氷室くんたちの班に入れたら、すっごく嬉しいです……!」
一生懸命で可愛いアピール。教室の男子たちならイチコロになりそうな可憐さだ。
「おっ、煌月ちゃん? 俺は全然大歓迎だけど――」
結城くんがチラリと氷室くんを見る。
「……好きにしろ。誰でもいい」
氷室くんは興味なさそうにスマホに目を落としたまま、冷たく言い放った。
「本当!? ありがとうございますっ!」
綺音ちゃんはパァッと顔を輝かせると、氷室くんのすぐ隣の位置をキープした。
これで「氷室くん・結城くん・私・綺音ちゃん」の4人班が完成したわけだけど……。
「よろしくね、一ノ瀬さん!」
「あ、うん! よろしくね、煌月さん!」
可愛らしく微笑んで握手を求めてくる綺音ちゃん。
……だけど、そのキラキラした瞳の奥に、ほんの少しだけ「氷室くんの隣は渡さない」という強い意志が見えた気がした。
き、気のせいだよね……っ!?
そしてなぜか、氷室くんの隣で嬉しそうにする綺音ちゃんを見て、私の胸の奥がまたチクッと痛むのだった――。

