クールな氷の王子は無自覚地味子を独占したい

「うん……最近なんか元気ないし、暗い顔してることが多くてさ。なんかあったのかな」

葵とゆいの言葉に、氷室くんの脳裏でパズルのピースが一つに繋がった。

……ホコリだらけのバッグ……変なところで見た紙切れ……

今まで自分の勘違いだと思っていた違和感。
そして、さっき廊下でニヤニヤ笑いながら資料室の方から歩いてきた女子たちの顔。

…ッまさか、嫌がらせ……!?

顔色を変えた氷室くんは、二人を置いて廊下へ飛び出した。

「氷室くん!?」