クールな氷の王子は無自覚地味子を独占したい

冬休みが明け、1月8日の始業式。
教室の彼の席はぽっかりと空いたままだった。

「冴の奴、始業式から遅刻か? めずらしいな」

「LINEしても返事来ないんだよね……どうしたんだろ」

結城くんや葵たちが首をかしげている中、私の胸にも嫌な予感が広がる。
氷室くんは気怠げではあるけど学校をサボったりはこれまでしてなかったように思う。

ホームルームが終わる直前、結城くんのスマホがブッと震えた。
コソコソと画面を確認した結城くんが、急に目を見開いて青ざめた顔で立ち上がる。

「えっ……マジかよ……」

「どうしたの結城くん?」

葵が尋ねると、結城くんは声を低くして言った。

「うちの母さんからLINEきた……冴のお母さんから連絡があったらしくて。冴、一昨日の夜に車と接触して入院してるって」

「「「えっ……!?」」」

「放課後、速攻見舞い行って来る!」

「わ、私たちも!」