クールな氷の王子は無自覚地味子を独占したい

「そういえばさ、テスト全部終わったら葵ちゃんたちと学食で温かいラーメンでも食べて帰らない?」

「あ、いいね! 味噌ラーメンだった気がする」

「まじ? 最高じゃん。冬の学食ラーメンってなんであんな美味しいんだろうね」

煌月ちゃんがあははと笑う。テストが始まるという緊張がほぐれていく。

するとガラッと教室のドアが開き、カバンを肩にかけた氷室くんが入ってきた。