キーンコーンカーンコーン――。
タイミングよく終業のチャイムが鳴り響く。
顔を上げられずに固まっていると、上から影が落ちてきて、低くて心地いい声が頭上から降ってきた。
「……お前、寒そうだな」
見上げると、氷室くんが自分の脱いだばかりのカーディガンを、私の肩にパサッと掛けてくれたところだった。
ふわりと広がる、彼のシトラスの香りとぽかぽかした温もり。
「あ……氷室くん!?」
「……風邪ひかれたら迷惑だ。着とけ」
耳の先を真っ赤にしたままそっぽを向く氷室くんに、私の恋心は冬の寒さを吹き飛ばすくらい熱く萌え上がるのだった――。
タイミングよく終業のチャイムが鳴り響く。
顔を上げられずに固まっていると、上から影が落ちてきて、低くて心地いい声が頭上から降ってきた。
「……お前、寒そうだな」
見上げると、氷室くんが自分の脱いだばかりのカーディガンを、私の肩にパサッと掛けてくれたところだった。
ふわりと広がる、彼のシトラスの香りとぽかぽかした温もり。
「あ……氷室くん!?」
「……風邪ひかれたら迷惑だ。着とけ」
耳の先を真っ赤にしたままそっぽを向く氷室くんに、私の恋心は冬の寒さを吹き飛ばすくらい熱く萌え上がるのだった――。

