クールな氷の王子は無自覚地味子を独占したい

焼きたてのベビーカステラを袋ごと受け取り、ベンチに二人で腰掛ける。

「はい、氷室くんもどうぞ!」

「サンキュ」

大好きな親友たちと過ごす賑やかな時間も最高だったけれど、氷室くんとこうして静かに分け合う時間は、世界で一番特別なものに感じられた――。