茉莉と仲良くなったのは、一年生の頃だった。
きっかけなんて、今となってはよく覚えていない。
気がついたら、学校から一緒に帰るようになっていた。
家が同じ方向だったわけじゃない。
でも、通学路の途中までは同じだった。
「今日の授業、長すぎなかった?」
「分かる。眠すぎた」
「ていうか、あの先生さ――」
そんな、どうでもいい話ばかりだった。
先生の愚痴とか、クラスのこととか、部活のこととか。
昨日見たテレビの話をする日もあったし、何も話すことがなくて、二人で黙って歩いている日もあった。
それでも気まずくなかった。
私は、茉莉と一緒にいるのが好きだった。
茉莉も、たぶん同じだったと思う。
一年生の頃の私は、茉莉のことをかなり信頼していた。
親友、と言い切るほどではなかった。
でも、親友になる一歩手前。
何かあったら話したいと思うくらいには、大切な友達だった。
誕生日の日には、一緒に放課後デートをした。
プリクラを撮って、カラオケに行って、マックにも行った。
最後にはイルミネーションも見た。
今思い返しても、楽しかった。
あの頃の私は、茉莉のことを疑うなんて考えたこともなかった。
だから。
茉莉から聞いた話も、当然のように信じていた。
*
「ねえ、まなつ」
「んー?」
ある日の帰り道。
いつものように茉莉と歩いていた。
きっかけなんて、今となってはよく覚えていない。
気がついたら、学校から一緒に帰るようになっていた。
家が同じ方向だったわけじゃない。
でも、通学路の途中までは同じだった。
「今日の授業、長すぎなかった?」
「分かる。眠すぎた」
「ていうか、あの先生さ――」
そんな、どうでもいい話ばかりだった。
先生の愚痴とか、クラスのこととか、部活のこととか。
昨日見たテレビの話をする日もあったし、何も話すことがなくて、二人で黙って歩いている日もあった。
それでも気まずくなかった。
私は、茉莉と一緒にいるのが好きだった。
茉莉も、たぶん同じだったと思う。
一年生の頃の私は、茉莉のことをかなり信頼していた。
親友、と言い切るほどではなかった。
でも、親友になる一歩手前。
何かあったら話したいと思うくらいには、大切な友達だった。
誕生日の日には、一緒に放課後デートをした。
プリクラを撮って、カラオケに行って、マックにも行った。
最後にはイルミネーションも見た。
今思い返しても、楽しかった。
あの頃の私は、茉莉のことを疑うなんて考えたこともなかった。
だから。
茉莉から聞いた話も、当然のように信じていた。
*
「ねえ、まなつ」
「んー?」
ある日の帰り道。
いつものように茉莉と歩いていた。

