きみがスキ


手術室の扉が静かに開いて

小さな保育器に

まだ小さい

ももちゃんと俺の赤ちゃんが

必死に心臓動かしてて、、


「……お父さん。 赤ちゃんもお母さんも無事ですよ」


膝からくずれるように安心した。

ももちゃん……

頑張ったんだね……

おまえも、、

よくがんばったな……


「遼太くん、、よかった、」

「……ももちゃんが頑張ったんです、、」

「そうだね…」

はい、、

ももちゃんが

戦って守ってくれたんです、、







想像より出血が多くて

まだ、、2日経っても目を覚まさない

ただ手を握るだけ。


ももちゃんが

いちばんに会いたいと思うから


保育器の中にいる赤ちゃんには

いっしょに会いに行こうって


まだちゃんとは会えてないけど…

あの日通過していったあの子に

はやく、、会いに行こうねももちゃん




握り締めた手が

微かに動く感覚に

……ももちゃん、、おかえりなさい、