きみがスキ



遠くでね、聞こえてくるの、

遼太くんとぱぱの話し声…………

遼太くん泣いてるの、、?

どうして泣くの、、?

もうだいじょうぶだよ…………


「遼太くんはもう帰りなさい、遅いから、、」

「……話せなくていいです、今は…大丈夫です、、」

「でも、、、近くにいさせてください。」

…

「親御さんに連絡して、我が家に泊まると言いなさい。」

「それから、少しだけ親御さんと話をさせて欲しい。」


なにを、、はなすの、、

ぱぱ、、

遼太くんを傷つけちゃだめだよ、、

わたしが、、汚いから、

もう、、結婚はできないの、、?


…


家の空気が冷たい……

眠れるまでずっと

ずっと抱きしめてくれるままの温もりが

昔、遊園地で迷子になったときを

思い出す……


あのときも、、

こわくて、 もうままたちに会えないって、、

震えながら泣いてた、、


ままが抱きしめてくれた時に

すごく安心したの……

あのときに、、

よく似てる、


「ま、、ま、、、」

「まま、、 こわ、かった、、」

「汚くて、ごめん、なさい、、」

「ばかで、ごめんなさい、、」

「ごめん、なさい、、」


「……桃羽、、生きててよかった、」

「今日は、一緒に寝ようね。 」

「まま、、 すき、」


温かさに包まれて

抱きしめられて

汚いのに

ずっと、、

ずーっと、、

優しく撫でてくれるから、、

朝日が顔を出す頃に

ようやく眠りに落ちた、