遼太くんのおうちに挨拶がおわって
すこしだけ緊張もほぐれて
変わらぬ日常の中に
左手の薬指がきらり光るのを見て
またこころが踊るの…
「ももちゃんまたみてる笑」
「嬉しかったの……笑」
「ももちゃんのおうちにも挨拶しなきゃね、」
「そのことなんだけど……年末は厳しいかな、?」
どうしてもこの時期の繁忙期に
ぱぱが帰ってくるのはむずかしそうで…
「ん?いいよいつだって笑 準備できてるし」
「準備……?」
「殴られる?笑 こんなかわいい子貰うんだよ?」
「殴られんのかなーとかくらいは想像してる、笑」
「ぱぱそんなことしないよ笑 泣いちゃうかも、?」
ぱぱ泣き虫だから
きっと反対はしないと思うの…
おめでとうってたくさん泣いてくれると思うの…
12月29日
ぱぱが帰ってきて、
明日、、あいさつに来てくれるんだって、、
緊張と頬が緩むのと どうしよう、、笑
寝れない……
『ももちゃん、明日服装どうしよう、、』
『適当で大丈夫だよ……?』
『絶対だめでしょ、笑 緊張で寝れない笑』
『緊張するよね、、笑 』
わたしもね、緊張する、、
寝れそうにない……
…
…
…
大爆睡しました…
朝のアラームでしっかり目が覚めて
いつもよりもすこしだけ丁寧に洗顔して
少しだけメイクして……
待ち合わせの公園に急ぐの
遼太くんどんな服装で来るんだろう…笑
…
…
声聞かなくてもね
シルエットでわかるの
遼太くんだってわかるの
いつも制服姿とか
私服姿とか
たくさん見たのにね、、
スーツ姿は、、
はじめてだよ、、
「遼太くんっ、、!」
「桃羽おはよ、笑 ねえ、、変じゃないかな、、笑」
「かっこいい、、 似合ってるねスーツ姿…」
「兄さんのやつ…笑 緊張でしにそ、笑」
ほんとだ、、
心臓の音すごいばくばく、、
ぱぱと会うとは初めてだもんね笑
「遼太くんいこう?」
「手繋いでもいいですか桃羽さん、、」
「ええ〜笑 ん、、繋ご?笑」
「ありがとう笑」
…
…
少しずつ冷たくなってく左手が
遼太くんの緊張が
伝染して
わたしも緊張するの、、
「玄関開けてもいいですか…遼太くん、、笑」
「もっかい深呼吸させて、、」
「何回も来てるのに笑」
「やばいね、全然ちがう家にみえる、、」
わかるよ、、
緊張するよね、、
大丈夫だよ。って
手から伝わりますように
…
「開けるね…?」
「うん……」
わたしまで緊張しちゃうじゃん、笑
いつもより重く感じるなあ…
玄関の先、、
ままとぱぱがまってるんだ、、
ふぅ……
「ただい__」
「りょうたーーー!!!」
「おっ、と、、笑 ゆず笑」
「りょうた今日いつもとちがう!」
「ゆず、、お部屋にいてって言ったじゃん…」
お出迎えうれしいけど、、
今日じゃないよ、、
「ゆず〜笑 りょうた今日ね大切な話しにきたの。」
「たいせつなはなし?」
「そ。ゆずも聞いといて?ちゃんと、」
「はーーい! こっちだよ?はやくおいで!!」
緊張してるはずなのに
ゆずにいつも通りの姿なの
ほんとにずるい、、
…
「こんにちは……」
「ぱぱ!ゆずのお兄ちゃん!」
「……君が遼太くんか、、」
「遼太くんいらっしゃい〜笑」
緊張でお腹いたい、、
ぱぱも緊張してるじゃん、、
朝なんか『余裕だ』って笑ってたのに、、
…
…
「まま〜ゆずの席は?」
「ゆずは、ソファーでまってて?」
「やーだ、、りょうたたいせつな話するっていってた!」
「……ゆず。お姉ちゃんのお膝の上おいで、、」
ゆずも聞きたいんだよね、
家族だもんね、
おいでね、
…
「初めまして、、 倉塚遼太と申します……」
「桃羽の父の宗次郎だ。」
「……ご挨拶、、遅くなりました…」
「桃羽さんとお付き合い、そして結婚を…したく、、」
「今日改めてご挨拶に来ました……」
いつも対面に座ってるから、、
遼太くんがとなりで
緊張混じりに話してると
わたしまで緊張しちゃうよ、、
「桃羽とはどれくらい付き合ってるんだ…?」
「2年2ヶ月ほどです、、」
「長いな……」
「……まだ、、未熟です、」
「遼太くん、、 魚は好きか?」
なにいってるの、、
ほんと、、、
「えっと、、すきです、?」
「なんの魚が好きだ?」
「……さ、さんま、、ですかね、」
「いいな。秋の味覚、、」
話、、
長くなりそう、、
「遼太くん、桃羽は煮魚が上手だよ」
「そう、、なんですね、」
「この子はご飯がすごく美味しいんだよ……」
「はい、、」
「これから、たくさん食べなさい…」
…
…
「泣かせないであげてくれ、、桃羽のこと、」
「……はい。」
「………すこし、散歩に行かないか?遼太くん」
「ぱぱ、?」
「桃羽は、ままとご飯つくってまっててね。」
「……うん、、、」
…
…
大丈夫かな、、
遼太くん緊張してるよね、、
「桃羽、緊張しすぎ笑 大丈夫だよ、、遼太くんなら笑」
「ほんと、、? 」
「桃羽が選んだ子でしょ、? 大丈夫…」
「素敵なひとを選んだね桃羽」
うん、、そうでしょ、?笑
