きみがスキ



『牽制の証』……

指でなぞっても消えないの、、

不思議…… 何度も消えてないか確認して

鏡の前で安堵して、、


遼太くんから付けられた

独占欲……

わたしも付けたい

遼太くんへの独占欲……


…

…

遼太くんから借りたままの

クラスTシャツを抱きしめて寝るの。

今日はこうしたいの……

遼太くんが隣にいるみたいで、、

安心しちゃうの、、


…


翌朝ね、、

昨日より薄くなった『牽制の証』が

寂しくて何度も何度も撫でたのに

元通りになってくれなくて、、


「ももちゃんおはよ、」

「遼太くんおはよう、、」

「もう、だいじょうぶ?」

「……すこしだけ、こわいけど、、」

隣にいてくれるんでしょ?

今日、、いっしょにいてくれるんでしょ?


…

…


いつも半歩先で

笑いかけてくれるけど

今日は肩があたるほど近くて

昨日の遼太くんのクラスTシャツ着てみてるの。


『ほんとにそれ着てまわるの、、』

『え、?うん!』

『ほぼオフショルじゃん、、』

『でもみて?牽制の証みえる……笑』

『………見せません、、絆創膏貼ってください、、』


って、、言ってたけど

このぶかぶかがいいの、、

遼太くんの服借りてるの、、

牽制の証は結局、栞にコンシーラーで隠されちゃった

牽制するんじゃないの、、、?


「遼太くん、、今日なんでこっち向いてくれないの、」

「………色々、、?」

「例えば…?、」

「彼氏の服嬉しそうに着てる子隣歩くのやばいんだよ?」

「それにね?ももちゃん小さいから上から見えちゃうの」

あ………

それは、、ごめんなさい、、

「カーディガン着た方がいいかな」

「うん。全力で推奨するよももちゃん」

「そんなに、似合ってない、、?」

「……ねえ、、歯止め効かなくなることいわないで、」

だって、、

朝からずっといやそうだったもん、、

遼太くんの服、、おっきいのがいいの、、

…

…

「遼太くんみて!遼太くんのカーディガン、!」

「………ももちゃん、、今日空き教室いこ、、」

「え……?なんで、、」

「ごめんね。 ほんとにむり、、」

なんでそんな、、

目も見てくれないの、、

さっきまでとなりだったのに、、


2歩……

3歩先……


…

…


「りょうた___」

んっ、

や、しら、、

こんな、

はじ、めて、、

「りょ、た、、くん、」

「ごめん、、キスだけは止まんないよ?むり、、」

「どうしたの、、、」

「俺ね、ももちゃん大切にしたいの、、」

「けど、朝からそんな煽られて止められるほど大人じゃないよ、、」

どゆっ、ん、、

あっまた、、

くるし、

…

…

「………遼太くん、、」

「すみません、やりすぎました……」

「いい、、んだけどね、、」

「その、、、これ、、」

「昨日より薄くなっちゃったよ?」

付け直して、、

痛くてもいいよ、、

もう、、我慢しなくてもいいよ、、?

「もう、、笑 楽しんでるでしょ笑」

「いいよ、付け直すね……」

…

…

濃い……

しあわせ……


「ほんっと、、理性効かなくてごめん、」

「…でも、キスしかしてない、、」

「そりゃ、、まだ出来ないよ、」

あ、、学校だからか……

え、、お泊まりとかしたら……

ちゃんと栞に聞いとかないと……

「いつでも、いいよ、」

「……簡単に言わないでよ。」

「ももちゃんすんげーすきなの、、 簡単に手出さない」

「てか、、簡単に手出すやつとか思われたくない……」

遼太くん、、

まじめすぎる、、

いいのに、

でも、、

嬉しい、、

「遼太くん目つぶって、、?」

「え、、なに、」

「いいから…」

重かったらごめんね…

お膝の上失礼します……

「ももちゃん?なにしてんの、、」

美穂ちゃんにきいたの、

下唇だけ食べるちゅぅの仕方……

「ももちゃ__んっ、ま、、て、」

「まってほんと……殺す気ですか桃羽さん、」

「美穂ちゃんに教わったやつ…… 彼氏を沼らせる?って」

「………鈴木ろくでもないこというなよ、、」

「ももちゃん、笑 もっかいして?おれに」

「また、、?」

「うん笑」


遼太くんのわがまま

けっこう好きなの……

出店回りたかったけど

クラス回りたかったけど


外の賑わいの

端の方で

密かに

ここにいるのも

特別だよ……