きみがスキ



文化祭の前日……

あれから久下くんとは一度も関わらないように

実行委員の仕事も被らないように


まだあのときの

久下くんの顔を思い出すと

少しだけ手が震えるの…

もし、、

ほんとに、、

そういう場面がきたら、、

遼太くんのことも拒んじゃうのかな、、





「桃羽ちゃん2組のクラTかわいいね!」

「わぁ、、ありがとう、」

「デザイン白地だとなに合わせてもかわいいよね〜」

「そうなの、、! だからね、お花とかにしてみたの」

「桃羽ちゃんっぽい…笑 明日がんばろうね〜、」

となりのクラスの子達やさしい、、

明日、、係で忙しいから……

がんばらないと、、











校門から校舎までの長いアスファルトに並んだ

白色のテントと甘かったりしょっぱかったりの匂い

どこかの教室から溢れてきた紙吹雪と

軽快なリズムの音楽が


学校中を楽しげな雰囲気に包み込む__


「実行委員さん、おトイレどこっすか!!」

「校舎入ってもらって右手にありますよ」



「すみません〜 妹が迷子で、、」

「昇降口前が総合テントになってるので、、」



「ももちゃん忙しそうだね、、」

「あ、、遼太くん……」

「今日はやっぱいっしょには回れないか、、」

「ごめんね……。」

思ってた以上に忙しくて

遼太くんと顔合わせるのも今が初めてで

今日はなかなか会えそうにない……

「遥斗といるからさ会えそうになったら連絡して?」

「うん、、笑 1日目楽しんできてね?」

「明日いっしょに回るところ下見してくる笑」

「楽しみにしてます笑」

ちょっと、、お腹すいてきた……

実行委員はほとんどご飯食べれないって聞いてたけど

ほんとにこんな立ちっぱなの、、



「桃羽〜!!!」

「あ、瑠愛!」

「栞と美穂ももうすぐくるよん!」

「瑠愛今日かわいい、、今日も?かわいい!!」

「わあん!!!うちの桃羽、、クラス離れても可愛さ変わらないのやばあい、、」

瑠愛……

落ち着くなあ……

瑠愛のこのテンション聞いてると

2年生の頃思い出してしあわせ、、

「桃羽、実行委員おつかれ〜」

「はい、これおたべ?」

「え、、いいの。」

「どうせ何も食べれてないでしょ? たこ焼きおたべ」

んん、、おいひい、、

ソース焼きそばの匂いで

ソース系たべたかった、、、

「おいししゅぎる、、」

「栞、、今からでも桃羽のこと倉塚から奪えるかな?」

「あ〜むりだね。バカップルだもん」

「人のこと言えないでしょ、、」

文化祭たのしい、

実行委員で忙しくても

みんないっしょだ、、、