きみがスキ



文化祭の前日……

あれから久下くんとは一度も関わらないように

実行委員の仕事も被らないように


まだあのときの

久下くんの顔を思い出すと

少しだけ手が震えるの…

もし、、

ほんとに、、

そういう場面がきたら、、

遼太くんのことも拒んじゃうのかな、、

…

…

「桃羽ちゃん2組のクラTかわいいね!」

「わぁ、、ありがとう、」

「デザイン白地だとなに合わせてもかわいいよね〜」

「そうなの、、! だからね、お花とかにしてみたの」

「桃羽ちゃんっぽい…笑 明日がんばろうね〜、」

となりのクラスの子達やさしい、、

明日、、係で忙しいから……

がんばらないと、、


…


…


…


校門から校舎までの長いアスファルトに並んだ

白色のテントと甘かったりしょっぱかったりの匂い

どこかの教室から溢れてきた紙吹雪と

軽快なリズムの音楽が


学校中を楽しげな雰囲気に包み込む__


「実行委員さん、おトイレどこっすか!!」

「校舎入ってもらって右手にありますよ」

…

「すみません〜 妹が迷子で、、」

「昇降口前が総合テントになってるので、、」

…

「ももちゃん忙しそうだね、、」

「あ、、遼太くん……」

「今日はやっぱいっしょには回れないか、、」

「ごめんね……。」

思ってた以上に忙しくて

遼太くんと顔合わせるのも今が初めてで

今日はなかなか会えそうにない……

「遥斗といるからさ会えそうになったら連絡して?」

「うん、、笑 1日目楽しんできてね?」

「明日いっしょに回るところ下見してくる笑」

「楽しみにしてます笑」

ちょっと、、お腹すいてきた……

実行委員はほとんどご飯食べれないって聞いてたけど

ほんとにこんな立ちっぱなの、、

…

「桃羽〜!!!」

「あ、瑠愛!」

「栞と美穂ももうすぐくるよん!」

「瑠愛今日かわいい、、今日も?かわいい!!」

「わあん!!!うちの桃羽、、クラス離れても可愛さ変わらないのやばあい、、」

瑠愛……

落ち着くなあ……

瑠愛のこのテンション聞いてると

2年生の頃思い出してしあわせ、、

「桃羽、実行委員おつかれ〜」

「はい、これおたべ?」

「え、、いいの。」

「どうせ何も食べれてないでしょ? たこ焼きおたべ」

んん、、おいひい、、

ソース焼きそばの匂いで

ソース系たべたかった、、、

「おいししゅぎる、、」

「栞、、今からでも桃羽のこと倉塚から奪えるかな?」

「あ〜むりだね。バカップルだもん」

「人のこと言えないでしょ、、」

文化祭たのしい、

実行委員で忙しくても

みんないっしょだ、、、