きみがスキ



衣替えして

蒸し暑い梅雨の到来

パタパタと下敷きで仰ぐ授業中の地獄の暑さ


「せんせーー、、エアコン効かなすぎじゃね?」

「それは、先生も思ってることだ。このクラスあつい」

波平先生、頭部から水滴が…

ちょっと、、

じわじわくる笑





「あっっつーーーーい!!!!瑠愛しぬ、、」

「美穂もリタイアさせてぇええ」

「……わたしも、、むり、」

「あのねぇ、、昔はエアコンなんてなかったんだよ?」

いーよ、、

栞はハンディーファン片手にそう言えるから、、

うちらいま下敷き自力で仰いでんのに、、

「栞うるさーい。」

「ハンディーファン貸せー!」

「持ってきなさいよちゃんと、、」

「………わたし持ってない、、」

「「「え?この暑さがえぐい時代に?」」」

「なんでそこハモれるの笑」

正確にはゆずに取られっぱなしなんだけど、、

ゆずが白色のハンディーファン気に入っちゃったから…

新しいの買いに行かなきゃ、、

「…涼しい?これ」

「わ、倉塚くん、、風ありがたい、、」

「倉塚、桃羽に贔屓してるー」

「櫻井、髪下ろしてるじゃん。」

ゴムもわすれたからね、、

本日ほんとに暑いです、、

「これ、貸すから今日ずっと使ってていいよ」

「倉塚くんのだよ? さすがに、、」

「いーよ笑 俺、暑さ慣れしてるし。」

「……お言葉に甘えます。」

「倉塚〜、、桃羽狙いすぎだろ〜」

「桃羽かわいいけどさ〜!」

「ウチらの桃羽〜!!!」

変な誤解が産まれちゃう…

倉塚くん優しいだけなのに、、

やっぱ、、

「返さなくていいよ?大丈夫」

「……ほんと、?」

「うん笑」








「倉塚くん、これ、、今日はありがとう……」

「涼めた?笑」

「だいぶ、、笑」

「よかった…笑 」

「最近暑いからね、髪の毛結んでるのも似合ってたよ?」

そう、、かな、、

明日から結んで来てみようかな、、

「……倉塚くんは好きな髪型あるの、、」

「ん? んー、、無難かもだけど下の方で結ってるの。」

「……あした、それしてみるね?」

「うん…。楽しみにしてていい?」

「……がんばる、、」



帰り道、、

インスタで

髪の毛のアレンジ動画をみてたのは

わたしとゆずだけの秘密です。






いつもより少しはやく起きて

洗面台を占領中……

納得いかなくて

40分も結っては…

解いて…

ちょっとだけ、、

納得、、できました。


「栞!おはよ!」

「あれ、今日結んでんの?」

「うん、、暑いからね……笑」

「全然、雨だけどね。」

うるさいよ。

雨の日も暑いの。

「晴れるかもしれないじゃん、、」

「今日1日雨って昨日からニュースでやってたけどね」

「………うるさい、」

「なんで結んだの?笑」





「なんとなく、、」

「ふーーーん笑」

「なに、、?」

「べつに笑 かわいいよ桃羽は」

「……栞、置いてくよ!!!」

見透かされてるみたいじゃん、

べつに、、

好きでこの髪型しただけだもん、、

昨日、、インスタでみてかわいいって

そう思っただけだもん、、





「倉塚くん、、おはよ、」

「……櫻井、おはよ笑」



似合って、、ないかな、、

無反応なの、、

ちょっと、

傷つく…

「………先、いくね、、」

「あ、、うん。」

『楽しみにしてていい?』って

鵜呑みにしすぎちゃったかな、

もう解こうかな……






「あれ、、桃羽なんでそんな暗いの」

「栞か、、」

「栞かって失礼なヤツめ笑」

「今日、、そんな暑くないね。」

「朝言ったじゃん笑 なに、、反応無しだった?」

「え?」

なんで、、

栞にひと言もそんなこと言ってないのに、、

「……バレてるよ笑 舐めんな笑」

「うそ、、」

「ほんと笑 今日ほんとかわいいから、、」

「大丈夫。 今日1日それでいていいよ。」





「うん、、」

バレてるって、、

昨日の会話聞かれてたのかな、、

昇降口で喋ってただけだもんね、、

恥ずかしい……





半日すぎても

結局なにもなくて

雨のせいで、少しだけ、

悲しくなってきた……


「わっ、、」

え、

なに、、

倉塚くん、、?

「ごめん、急に引っ張って……」

「どうしたの、、?」



「その、、髪型……似合ってる……」

「え、、、それ、言うために、、?」

「うん……朝、反応薄くてごめん。」

ううん、、

うれしい、、

ちょっとびっくりしたけど、、

廊下歩いてただけだから、、

「…似合ってる。ほんと、」

「かわいい、、?」

「……っ、うん、笑」



うれしい、、

「やった、、笑」



「わ、、倉塚くん大丈夫……?」

「顔……赤いよ、、?熱、、」

「大丈夫…… ちょっと今見ないで__ 」

「…あつい? わたしの手冷たいよ。」



倉塚くんの顔、、

あっつい、、

風邪じゃないといいけど___。