きみがスキ


あんなに腕を通すのがいやだった制服も

高校までの道のりも

なんだか心躍るように

9月、新学期が始まりました__。


「遼太くんっ、、おはよう笑」

「桃羽おはよう?笑 元気だね笑」

「うん、なんかたのしみで…」

「おれも笑 ちょっと早く家出た笑」

まえはね、、

朝会いませんようにって

そう思いながらここを通ってたの

でも、、今日は会えますようにって

「朝、桃羽に会えたらいいなって思ってさ」

「………おなじ、、 わたしも会えたらって、、」

「は〜い、ふたりイチャイチャすんならどっかいって〜」

「蓮井おはよ、」

「ん、おはよ。……遥斗は?」

「寝坊かな、、 たぶん今日遅れるよ。」

「あのバカほんと、、まあいいや。ありがと」

栞と清水くんは

就職先も決まって

就職先もふたりとも市街地で

ふたりで同棲するんだって、、、

……ちょっと羨ましい。


…

…


いつも通りなのに

やっぱ少しだけ浮き足立ってる…

今年最後の文化祭もあと2ヶ月後……


「遼太くん…… 集まり行けない、、」

「なんで俺、じゃんけん弱いの…」

「……笑 今日長そうだから先帰ってて?」

「むり、、待ってる、」

「今日お母さん遅番なんでしょ笑 終わったら連絡する、」

「やくそく、、」

ゆびきりげんまんなんて

ゆずとしかしたことないのに笑

…

「櫻井さん、もう行かないと…」

「あ、うん。 じゃあまたあとでね?遼太くん笑」

小さい子みたいに離してくれなかったのに

いやいや腕を解いてるけど

お顔が不貞腐れてる…笑


文化祭の実行委員

いっしょにやりたかったね、、


「櫻井さんって、倉塚と付き合ってるの…?」

「うん……笑 恥ずかしいところ見せちゃってごめんね?」

「いや、、 どれくらい付き合ってるの」

「えっと、、もうすぐ2年…かな?」

「………ふぅん、」


受験・就活中から弾かれたメンバーから

じゃんけんで勝ったひとが

文化祭の実行委員になること。

というのはこの学校の恒例らしくて……

夏休み中にいっしょにやれたらいいねって

話してたから少しだけ寂しい。


…

…

…


実行委員の係決めとか

ざっと当日の流れとか

気づいたら辺りも真っ暗な19:30__


「……もう真っ暗だ、、」

「こんな長引くとは思わなかった」

「そうだね、、笑 」

あ、、

今終わったよって連絡しなきゃ……

「……倉塚は帰ったの」

「え、、あ、うん。 だいぶいやいやだったけど笑」

「……もう暗いし近くまで送るよ」

「え、、いいよ! 近くだし…大丈夫、、」

…

「女の子でしょ。危ないし変な目にあって倉塚に絡まれたくない、、」

「……そんな、、絡まないと思うけど、、」

「いいから、早く帰ろ」

「あっ、、まって…… 久下くん。」


右手、、

痛いよ、、


まだ、連絡も送れてないのに……


「……ここ、で大丈夫、、」

「そ。じゃあまたね。櫻井さん」

「うん、また明日ね?」


…

『おうち帰ってきたよ。連絡遅くてごめんね』

『おかえり。 長かったね…』

連絡返ってくるのはやい、、

待たせちゃったかな、、

『……なにもなかった?』

『うん!大丈夫。 実行委員大変そう…』

『いっしょにやりたかった、、』


わたしもだよ、

遼太くんとやりたかったよ、