きみがスキ


わたしが大好きだった日常が

少しずつ戻ってきて

こうやって手を繋ぐ帰り道も

ばいばいするとき

少し名残惜しくて

絡めた手がうまく解けないのも


もうどれもしあわせで…

だいすき……


「……またあしたね?」

「……またあした笑」

あした、、

…

…

ふたりでひさしぶりのデート

遼太くんが着て欲しいって言ってくれた

レトロ系の ブラウンワンピースと

サマーベレー帽に みつあみ


いつもと少しだけ雰囲気は違う気がするけど

似合うからっていってくれたから

今日は美術館とカフェ巡り…

ゆったりデートなのです。


「……やっぱ似合うよももちゃん」

「やったあ…笑 」

「首元開いてないのちょっとさみしいね、笑」

「…なんで、、?」

「ん、ももちゃんの鎖骨のとこにあるホクロ好きなの」

えっち、、

って言えないし

ちょっと、、

だいぶ、、照れくさい、、



「…遼太くん、いこ、、?」

「たのしみだね美術館」

「絵画みれるんだよ? ゴッホのひまわりとかあるかな」

「世界絵画展だもんね笑 おれモナ・リザみたい笑」

「わあ、、たしかに! モナ・リザ……」

…

…

こう、、だ!!

「それ、、ムンクの叫びじゃない?笑」

「あれ?笑」


くだらないけど

こんな話で笑いあって

こうやって何かをいっしょに共有するのが


「………たのしいね」

「うん笑 たのしいねももちゃん」


…


…


「ももちゃんチーズケーキもおいしいよ?」

…おいしそう、、

チョコケーキとひとくち交換してくれないかな…

でも、、チョコケーキ……

「ももちゃん笑 口が食べたいってあいてる…笑」

「…そんなことない…よ?笑」

「はい笑 あげる笑笑」

…

ん、、おいしい……

とろとろ系だあ…

「おいし?」

「…うん笑」

「それは良かった笑」

遼太くん

たくさんわらってる……

やっぱ笑顔似合うよ、遼太くんは、、

「ももちゃんもうひと口いる?」

「遼太くんの減っちゃう…」

「いいよ笑 たべたいんでしょ?笑」

「ん、、」

ちょっとだけね、、

周りの視線が恥ずかしい、、

さっきから遼太くんのチーズケーキ

ひとくちちょーだい詐欺しちゃってる…

「ももちゃんのたべてる顔すきなんだよね……笑」

「食欲もどったみたいで、、よかった、」

なんで、

食欲なかったのしってるの、、?

「……言ったっけ、、」

「ん、空き教室でパン半分しか食べてなかったりさ、」

「何回か見ちゃってたからさ……?」

…

「もう、、たくさん食べれるよ」

「うん笑 安心した笑」

心配してくれてたんだね、

ありがとう…… もう、、

大丈夫だよ、、?


…


…


また、、

離れるのが惜しい、、

「……ももちゃん、またどっかいこうね」

「…うん、」

…

「ももちゃん、寂しいの、、」

「ちょっ、、と、、」

ちょっと、、

ううん、、ほんとはもっと、、

遼太くんの背中見送るのがさみしい…

「もう少しお散歩しよっか」

「えっ、、」

「ちゃんと、帰りは送るから。もう少し付き合って?」

「……うん、笑 しょー、、がないな、、笑」

「 ももちゃんやーさし笑 」


近くの公園で

いちごみるくとカルピス

影の消えたこの時間の静けさに

絆されてくような

溶けてくような

しあわせ


「…今日の服やっぱ似合ってるね」

「ほんと、、?」

「ももちゃんの三つ編みもすき」

「遼太くん前から、体育の時髪触ってたもんね、笑」

「……無意識、、笑 そうだった、、?」

「うん、笑」

いつも後ろからぎゅってしてきて

三つ編みずっと触ってたよ、

好きなのかなって、、

密かに思ってた、

「ももちゃん、、手貸して?」

「ん、、?」

…

…

「ほんものはまだ先だけど、、」

「遅れちゃったけど、、」

「お誕生日おめでとうももちゃん」

ピンキーリング、、

右手にはまったシンプルなリング、

月明かりが綺麗にしてくれて

「………うれしい、、」

「17歳おめでとう」

「……ありがとう、」

すき、、

また更新されてく気持ち、、

いつか……

左手の薬指に

指輪、、つけてくれますか、、