きみがスキ


ずっと開けずにいた遼太くんからの

トーク画面に

わたしが都合よく目を逸らしてたんだって

すごくよく分かるほど、、

遼太くんはずっと

メッセージを送ってくれてた


最新のメッセージも3時間前……

『 ももちゃん髪切ったんだね。 似合ってた… 』

ほんと、、

変わっちゃったって思ってたのは

わたしだけだったんだ……


遼太くんはなにも変わってないよ、

見て見ぬふりしてたのわたしじゃん、、


ねえ、、

今更だよね、、

都合いいって思っちゃうかな、、


……電話、かけてもいいですか。


突然でごめんね、

かけます……。


…


3コール目の音で

電話越しに聞こえる

変わらず好きな声……

『……も、、さくらい、?』

「遼太、、くん、、 」

『うん、 どうしたの ももちゃん、、』

泣きそう…

泣いちゃだめなのに…

ももちゃんって呼ばれるのが…

こんなにうれしいんだ……

『ももちゃん、、?』

「遼太くん、連絡、、返せなくてごめんね、」

「……避けちゃってごめんね、、」

「……目逸らしちゃってごめんね、」

ごめんねって、、

何個も何個も溢れてくる、、

溢れてくるけど、、

「ずっと、、連絡してくれてありがとう、、」

そうなの、、

ありがとうって言いたかったの、、

謝りたいけど、、それよりも、、

ありがとうって、

『……返事いつでもいいって言ったのに、、』

『待てなくてごめん。 たくさん送ってごめん、、』

『………大学のこと、、話せなくて、、ごめん、、』

いいの、

もういいの、、

「…さっきね、康太さんにあったの、」

「色々、聞いちゃった……」

『そっ、か、、 ……言えなくてごめんね』

「聞かずに逃げてごめんね、」

…

…

間がこわいのに、、

話さなきゃってことたくさんあるの、

「聞いてほしいの、、」

『うん、聞くよ、』

「……遼太くんの大学のこと、、清水くんから聞いたの」

「なんで、わたしには話してくれないのって、、」

「悲しかったの……」

「……でも、、ちゃんと聞かずに逃げてごめんね、」

ほんとに、、ごめんね、

好きなのに苦しくて

逃げ回って、

『…父さんが倒れて、、 どうしたらいいか分かんなくなってね、』

『福岡行くのともうほぼ決めてた時で、、』

『パニックになってたんだ… だから、東京いくって聞いて 余計言えなくなっちゃって、』

『ももちゃんやさしいからさ、、色々考えちゃうでしょ』

『受験の負担にさせたくなかったんだよ、 、』

『でも、こんな形で負担かけてごめんね。』

…

…

「東京ね、、やめたの。」

『え?』

「進学もしない、、」

『どゆ、、こと、、?』

「遼太くんと距離置いてた期間にね、、」

「精神的にしんどくて… 受験できる体力なくて、、」

「責めてるわけじゃなくてね、これはわたしの問題なの」

「環境も変わったりしてくなかで 辛くて、、」

それで、、

東京にひとりでいくことも、、

進学して新しい環境になることも、、

不安になっちゃったの、、 それだけなの、、

『……いまは、体調は……?』

「まだね、、少しだけ夜に辛くなるとき、、あって、」

『………今は、、大丈夫、?辛くない、?』

「…遼太くんの声聞いてると、安心するんだよ……笑」

止まらなかった動悸も

手の震えだって

もうないの、

遼太くんって

エスパーじゃなくて魔法使いなの、、?笑


…

…


『ももちゃん、、23:00だけどさ。』

『家の前、出てこれないかな、』

「……っ!いるの、」

『うん笑 兄ちゃんから連絡もらってたからさ…』

『心配で、、部屋の電気ついてたらいいなって、、』

「……いま、いくね、、」

なんで、、

なんでよ、、

あいたかったんだよ、、

こわかったの、、

…

…