きみがスキ


結局、部屋にも戻れなくて

もう一度起きたときには

多分ままがかけてくれたブランケットが

あったかくて…


今日も学校には行けそうになくて

はじめてちゃんと学校をサボった…


「ままいってらっしゃい、」

「ゆっくり寝てなさいね……?」

「うん、」


体調悪いって嘘ついて

ソファーでうたた寝なんかするからって


そうだよね、、

わたしってばいつも選択間違えちゃうの、、

だから今回も、、 そうなのかも、、



録り溜めしてた映画みても

うまく笑えなくて

適当に作ったご飯も

今日はうまく作れなくて

どんどん

どん底に連れ込まれてるような

重たい錯覚に 目がくらり歪む


結局丸一日放置した

遼太くんからのメッセージの

最新がまた胸を締め付けて

左にスワイプして

非表示にした。



明日、、

どんな顔したらいいの?








昇降口のまえに

今いちばん会いたくないのに

「桃羽………おはよ、、」

「………うん、」

「少し、、話せない?」

「………ごめん、疲れてるの、」

いまは、、

向き合いたくない、、

どうせ、、別れようって言われるの……

わかってるの、、


「少しだけ……」

「メッセージも……既読つかないし、、」

「昨日も……来ないし、、 心配したんだよ……」

いまさらだよ、

まえの遼太くんなら、、

家に来てくれたでしょ……?

そうじゃないんだよ、

もうそこまでじゃないんでしょ、

分かりたくないのに分かっちゃうのがつらい、


「倉塚、ごめん。桃羽今体調悪いの……」

「そう、なの、、」

「いまは桃羽のことそっとしてあげて?」

「ごめん、気づけなくて… 」

ごめん、、栞、、

手を引いてくれてるのに

何も言えなくてごめんね。


いつも、、

先陣きってくれるのにね

ありがとう…栞……


「……栞」

「桃羽、、泣いていいよ、、」





「今は泣いていいの。我慢しなくていいの。」

「……もう、、どうしていいか、わかんない、、」

「…遼太くんのこと、、すきかも、、わかんない、、」

つらいの、

くるしいの、

きらいになれないの、

「よく話にいったと思ったよ…。桃羽がんばったじゃん」

「栞ちゃんが肩貸してあげるから泣きなさいよ。いまは」

ずっと我慢してたのに

溢れてとまらなくて

子どもみたいに泣きじゃくって

栞に抱きしめられながら

空き教室の隅で

睡魔に誘われてく__


学校に来たのに、

3限まで栞の腕の中で寝ちゃって

4限から授業に出たけど

身に入らなくて


昼休み

遼太くんと顔合わせないように

早々と教室を抜けて

誰もいない

空き教室

パンの欠片を少しずつ

真ん中くらいで手が止まっちゃって

もういいかなって袋を閉じて

窓の外の流れる雲をぼーっとみつめるの





「もう、、いいかな、、笑」