きみがスキ



ちょっとずつ学校にも慣れて

何となく6人でいる時間も増えて

たまに倉塚くんと清水くんのお友達の

森本 海 くんも加わって


7人でいることもあって

それなりに楽しい高校生活__



…



「ちーびちゃん!これの答えなに?」

「倉塚くんに聞きなよ……」

「清水、桃羽に甘えすぎ〜!」

「ウチらの桃羽とらないで!!!」

だれのでもないですけどね、、

相変わらず独占欲強めな瑠愛が愛おしいくらい

「………で、清水くんはどこが分からないの?」

「ここの問題!ちびちゃん頭いいでしょ?」

「頭脳なら栞の方が__」

「むりむりむり!!!清水の相手とか私むり!」

「はぁ?本に挟むぞ!!」

はあ、、、

栞と清水くんのこのじゃれあいは長いんだよね

ほっとこう、、、

「ねえ、、? 櫻井、ここだけ分からないんだけど…」

「あ、えとね。これは、数Aの44ページの公式使うの」

「これ……? そか!ありがとう笑」

「ううん!難しいよね、これ、、」


…

…

教室の静かな空気に

チクタクと時計の秒針の小さな音

16:45

「あ、ごめん。わたしもうそろそろ柚羽迎えいかないと」

「もうそんな時間……?」

「……ウチらテスト前だからもう少し残るわ」

「わかった。先帰るね!またね!」

17:30に間に合うかな…

少し急ぎ足でいかないと、、

ゆず不貞腐れたら連れて帰るの大変だし、、

「 櫻井っ! 」

「……あれ、倉塚くん?どうしたの、、」

「これ、、いつも持ち歩いてるでしょ?机にかかってた」

「あ……ありがとう、、ごめんわざわざ、」

保育園に持ってくやつ、、

忘れてた…

いつも持ち歩いてるの知ってたんだ。

「ついでに俺も帰るから途中まで行こう?」

「あ、うん、、」

…

…

「柚羽って妹?」

「うん、まだ5歳なの。」

「かわいい時期じゃん。おれにも小2の弟がいてさ」

「弟くんいるんだ、笑 確かにお兄ちゃんっぽいもんね」

「そう?笑 櫻井もお姉ちゃんっぽいよね笑」

「そ、かな笑笑 」

「うん、笑」

あの大通りでばいばいだ、

「……また、明日ね?櫻井」

「うん、またね?」

…

…


急いでるのに

角曲がる倉塚くんの背中見送っちゃうの

なんでなんだろう、、


…


「ゆず!!!ごめんお待たせ!」

「ももちゃん!おそい!」

「はい、ごめんなさい…」

17:32

アウトでした…

「お姉ちゃんのプリンあげるから機嫌直して?」

「ももちゃんプリン好きだからいらない!」

「…何なら許してくれる?」

「ぎゅぅー!」

あーもうかわいい、、

ぎゅぅって

小さい身体で一生懸命ぎゅってしてくるの。

ゆずほんっとかわいい、、

「ん!お姉ちゃん許す!」

「わあ、ありがとうゆず〜」

手繋いで帰り道

今日習ったお歌をたくさん聞かせてくれて

夜ご飯なにかなあって予想して

いっしょに手洗いして

ご飯を食べて

お風呂に入って


「ゆず?もうおねんね…」

「ももちゃんもおねんね?」

「お姉ちゃんもおねんねするよ?」

「いっしょねよ?」

「うん笑 おいで〜」

ってぎゅぅ〜しながら

今日も自室では寝られませんでした…


…

…


「櫻井おはよ」

「倉塚くんおはよう」

「……今日は髪結ってんの?」

「あ、、うん。朝バタついてアイロン下までできなくて」


「印象変わるね… 似合ってる」

…

そっか、、

ポニーテールは初めてだ、、

似合ってる……笑

「ありがと、、?」

…

「ちーびちゃん!今日ポニーなの?」

「いじるのやめてよ、、」

「ポニーテールってくいってしたくなんじゃん」

せっかく学校きてもっかい

綺麗に結び直したのに…

「遥斗、髪の毛で遊ぶのやめなよ」

「うげ、遼太眉間にシワよってんじゃん怒んなよ」

「清水デリカシーなーい!」

「うちの桃羽に触んなー、!」

「お前ら俺の扱い雑すぎな?クラス委員だぞ!?」

「……わたしも、クラス委員、、です、」


中休みの小さな会話が

この6人がすごく好き…

森本くんも入るともっと賑やかで

もっとすき、、

…

…


「櫻井さん!!」

「あ、森本くん?どうしたの」

「今日、1年のクラス委員で集まるって」

「わかった。ありがとう」

…

「あ、それからさ。今日委員会終わったら残れる?」

「ん?うん、、大丈夫だよ」

「図書室にいて欲しい」

「わかった!」


委員会のあとか、、

ゆずお迎え行けなそうかな、、

ままに連絡しておこう……

…

…

「あれ、ちびちゃん帰んないの?」

「あ、うん予定あって」

「待っててもいい?一緒に帰ろうよ」

「何時に終わるかわかんないから先帰っていいよ」

森本くんの約束の内容、何も聞いてないし

お待たせするのは

清水くんとはいえ

申し訳ない……

「わかった!ちびちゃんまたね」

「うん、ばいばい」



図書室___


「森本くん?ごめんねおまたせして」

「ううん、大丈夫。ありがと」

…

…

あれ?

どこか座るべきかな

立ったままでいいのかな?

どう、、したら、、?


「櫻井さんって好きな人いるの?」

「え、、急に?笑 」

「うん。」

「えと、いないよ?」

…

…

「僕、櫻井さんのこと気になってて」

「櫻井さんがよければ、付き合って欲しい」

「………えっと、、、なんでわたし、、?」

栞は 美人だし優しいしかっこいいし

瑠愛も かわいいしノリいいしいっしょにいてたのしい

美穂ちゃんは彼氏持ちだから、、 あれだけど、、

なんでだ、、?

「かわいいし優しいし塾のときから気になってたんだよ」

「え、、と、今返事した方がいいの、、?」

「いや、いつでもいい。 連絡先だけ知りたい」

そっか、

たしかに、、

森本くんも連絡先は知らなかった、、

「連絡先なら、、」

「……遥斗と遼太は、連絡先知ってるの?」

「清水くんは委員のことで連絡するし……」

「遼太は知らないんだ。」

「うん、?」

「じゃあ聞かれるまで教えないで。」

…

…

なんか、、

やだ、、

そんな言われ方するの、、

すきじゃない、、

…

…

「連絡先は、わたしが気になったら聞いてもいいの」

「………ダメって言う権利ぼくには、まだないからね。」

「そっか、、うん、」