きみがスキ


来た道をたどるだけなのに

どきどきと心拍がはやいのは

繋いだ右手があついのは


遼太くんのせいで、、

わたしのせい、、


2歩先の

表情のみえない遼太くんが

気になって気になって


つい、、

ついね、、

袖を引いてしまうの、、


いや、、だったかな、、

ほんとは、、したくなかったかな、、


「……遼太くん」

「ん、、?」

「こっち、、みて、、」

「やだ……」

「なんで、、」

「だっていま、、情けない顔してるよ」

いいよ、、

みせてほしい、、

遼太くんがすきだから、、


強く引いちゃうよ、

うまくできなかったらごめんね、


「ももちゃ__んっ、、だめ、」

「ほんと、、だめ、、」

「……そんなに、いや?」

「ちがくて、、すきだから、、」

「大切にしたいから、、」

「俺、理性保ってるから……」

「ごめん、、余裕ない…いま」

そっか、、

大切に、、そう、だよね、、

遼太くんはそうだよ、、


「遼太くん、、あといっかいだけ、、」

「あといっかいだけ、よくばってもいい、、?」

「ほんと、、ももちゃん、だめ、、」

「事故で、、いいから、、これも__」

事故にしていいから、、

あといっかいだけ、

躓きそうになって

思わず倒れ込んだ先が

遼太くんの首元だったの……

それだけだよ。

ね、、それだけ、、


…

…

…


恥ずかしいね…

でも、、わたしも顔色みられたらやだ、、

だから、2歩先を歩いてて、?

今だけは並べない……


でも、、

繋いだ右手は

どんどんあつくなって

くるしいほどすきで

離したくなくなっちゃう


「……遼太?」

「え、、父さん」

「今帰りか」

お父さん……

遼太くんの……

「そっちは、、彼女か」

「……初めまして、挨拶遅れました… 櫻井 桃羽です、」

「えと、、初詣のときは…… ありがとうございました…」

ずっと言いたかったの

あの日、本当にうれしかったの…

「そうか。あったかいのたべたか」

「はい……! 先日もお家にお邪魔させてもらって、、」

「また、、来なさい笑 」

わら、、

笑ってくれた……

よかった、、 緊張した、、

「ぜひ、、また行かせてください。」

「遼太、しっかり送るんだよ」

「うん、わかってるよ」

遼太くん、、お顔はお母さんに似てるんだね……

でも、、優しいところはお父さんに似てるんだね……笑

「遼太くん、、また、行きたいな。」

「うん、おいで? みんな会いたがってるよ」

「嬉しいね……笑」

「うん、、そうだね笑」

うれしい、、

遼太くんのことすきになって、、

じぶんがじぶんじゃないみたいに、、

遼太くんが離れちゃうのがいやで、、

遼太くんの元カノさんたちが羨ましくて、、


ねえ、、

我慢させてないですか……

その、、

ううん、、やっぱなんでもない、、


また、栞に聞こうかな……