きみがスキ

新学期もスタートして

代わり映えのない毎日のなか


「桃羽、消しゴムもってる…?」

「ん?はい… めずらしいね2日連続で忘れるの」

「ごめん、なんか最近バタついてて…」

連絡頻度も少しだけ落ちて

帰りもひとりで帰ることが増えて

どうしたのって聞いても

なんとなくはぐらかされてしまって

スッキリとしない5月の始まりです…




「浮気してんじゃね?倉塚」

「瑠愛、あまり変なこと吹き込まないの」

「……遼太くんに限って浮気とかするかな、、」

「「倉塚が浮気はないわ。」」

そうだよね、、

浮気、、

「今日うちら暇なんだけどさついて行く?倉塚に」

「柚羽の迎えあるでしょ?桃羽には……」

「……今日、ゆず熱で休みなの、」

行けないこともないんだけど…

詮索するのは気持ちのいいものではないような…

「んじゃいこーよ!ね?桃羽」

「……うーん。」

「無理にとは言わないけどさ?気になるなら…」

「ちょっと…悩ませて……」

遼太くんが詮索されるの嫌がるタイプなら、、

嫌われるのは、、いやだし、、

でも、浮気……





「遼太くん、、今日って、」

「桃羽ごめん。今日も予定あんの先帰るね?」

「そっか、、ごめんね、笑」

ごめんね、誘っちゃって……

もう、、嫌いなのかな。

なにかしちゃったかな。

どう、しよう、、





詮索するのは……と

みんなには断ったくせに、

ひとりで付けてきちゃってるの……


いつも忙しそうで、

手伝えることある?って聞いても

大丈夫だからなにもしないでって、、

いつもなら言わないのに、、

なんか、

ちょっとしたことで

ちょっとしたことが

気になったらだめで、、


あっ、遼太くん、

どこ行くの…

電車乗るの…


なんでそんなうれしそうなの、、

わたしのしらない遼太くんを

のぞき見してるみたいで

苦しいよ……







誰か待ち合わせかな。

康太さんとかお父さんとかかな。

そうなら、、いいな、、


10分……


20分……


30分……


いつまで待つの…

そんなに会いたいひと、、


え……?

知らない……

あの女の人しらないよ……

なんでそんな嬉しそうに駆け寄るの……

なんで楽しそうに歩いていくの……


やだ、、

いかないで、、

りょ、うた、く、、



「……櫻井さん。」

「桜井くん、、、」

1年生ぶりだ、、

話しかけないでって、、

言ったのに……

「泣いてるの」

「泣いてないよ…」

「うそだ。泣いてる」

「大丈夫……気にしないで、」

「まだ、、俺諦めてないよ。」

今更だよ……

あんなことして、、

すきじゃないよ、、

「離して…」

「倉塚ならしばらく出てこないよ。」

なんで、、

「なんで、桜井くんがそんなことわかるの」

「あっち、ラブホ街だよ。」





どゆ、こと、、

遼太くん、

もう、好きじゃないの、?

わたしのこと興味なくなっちゃった?

「……帰る。」






行く約束したのに…

もうこのチケット無駄じゃん…

遼太くんと行きたかったの…

なんで、、

つらい、

ばか、






「桃羽おはよ」



しらない、、

嫌いなら、、

あの人がすきなら、、

もう、そんなふうに呼ばないでよ……


「桃羽……?どうしたの笑」

「なんでもないよ… 先、いくね、、」


そんなふうに

昨日の人にも話しかけてるの?

もしかしてもっと優しかったりするの?


わたしね、、

ちょっとだけね

遼太くんが将来、旦那さんだったらって

夢見心地な妄想してたの……


ごめんね、、

自分勝手だったね…

ごめ、、んね、、



授業中なのに、

考えてたら涙とまんない……

なんで、、

遼太くん、、

なんでいま、、

肩つんつんって、、

「桃羽……?体調わるいの、」

「大丈夫……?」

「保険室いく?」

やめて、

優しくしないで、

「ももは、」

「話しかけないで!!」



「櫻井、どうした?」

「……すみません。体調、、悪いので……」

「すみません……帰ります……」

むりだよ、

気にするなとか、

気のせいだったとか、

見間違えだったとか、

そんな言い訳考えても

昨日の嬉しそうに駆け寄る姿とか

『ラブホ街だよ』って桜井くんの言葉が……


苦しい…

なんで、、

なんで好きになっちゃったんだろう、、







今日、ままお休みだから……

今帰ったら心配させちゃうよね……

どう、、しようかな、

なんで、、

私じゃだめだったんだろう…

かわいくなかったかな、

身長小さいからかな、

優しくないからかな、

もっと綺麗な人がすきなのかな、、

ごめんね、

ごめん、、

好きをやめられなくてごめん……


次、会ったら…

別れてって言わないと、

遼太くん優しいもんね……

きっと同情でずっと、、

ずっと、、

私なんかに付き合わせちゃう……






「みつけた、、」

遼太くん、

やだ、、

別れるの、、?

まだすきだよ、、

まだ話せないよ……

「逃げないで、、」

「行かないでよ……ももちゃん…」

遼太くん、、息上がってるよ……

心臓すごいはやいよ……

なんで、、

追いかけてきたの……

「遼太くん、、すきなひとできたの……」

「え?」

「別れよ……」

「……本気? 」

本気だよ、、

遼太くんのそんな顔、、

みたくないの、、

「ごめんね。わたしなんかがすきで、、」

「わたしばっか、、すきだったんだね、、」

ごめんね、、

ごめん、

「またね。」

「ももちゃ__」


聞きたくないの

今は話したくないの

苦しいの

辛いの


……

……

……


もう3日も

学校にもいけてないの。

隣の席って、、くるしいね、、

ごめんね、みんな、、

ごめんね、、返信できなくて、、

ごめん、、



まま帰ってきたのかな…

玄関開いた気がする

夜ごはんいらないって、、

言わな_


「りょーた!!」

え、、?なんで、

「ももちゃんの部屋どこ?」

「こっち!!」

ゆず、、やめて、、

いまは、、

だめなの、、

に、、

「ももちゃん。」

「ゆず?ちょっとりょたももちゃんと話したい」

「りょた、ももちゃんなかない?」

「うん、なかないよ。」

「うん!りょたよろしくね!!」

よろしくって、

話すことなんかないよ、

遼太くん、、

「ももちゃん、急に押しかけてごめんね。」

「あのまま別れたことにするのはいやだったから…」

「好きた人が出来たなら、おうえん、、したい、、」

すきなひと、、

なに、、?おうえんって、、

「俺結構、、ももちゃんすき。てかいまもすき。」

「でも、俺以上にすきなひとできたんでしょ?」



「なに、、いってるの、、」

「遼太くんに、好きな人出来たんじゃ、」

「……え?」

え??



「この前、、しろ駅前で、、おんなのひと、、」

「…………いとこ、?」

「…ラブホ街って、、」

「……どゆ、こと、、?」

わかんない、どゆこと、、

遼太くん、この前、、

「女の人とラブホ街歩いてった……」

「いつ、、?」

「5日前……」







「…ももちゃん、それ俺の従姉妹。」

「え、、?」

「ガラス細工の仕事しててさ…」

「これ、、作ったんだよ……ももちゃんに、」

桃色の…

ガラスペンだ…

「でも、、ラブホ街って、」

「…………近道だったから、、 その先にあんの、工場」

じゃあ、、

遼太くん、、すきなひといない、、?

別れなくていいの、、

「りょ、、た、く」

「ごめんね。不安にさせちゃったんだね……」

「……きらわれ、、ちゃった、って、」

「すんごいすきだよ、、 ももちゃんしかみえてないよ、」

「わたし、、あきられちゃっ、た、って、」

「飽きるわけないでしょ笑 ももちゃんぜんぶすき。」





「ごめんね、、」

「ううん。おれもごめんね」

「わたしのこと、、すき、、?」

「すき。だいすき、、」

わたしも、すきだよ、、

「ももちゃんからちゅーされんのやば、、笑」

「ね、もっかいして?」



わがまま、、

「やば、、ねぇ、もう離れないでよ。」

「……ごめんね、」

「すきだよ。ももちゃん」

「遼太くん、、すき、だいすき、、」

「おれもだよ、、」

ごめんね、

ほんとにごめんね、、

もう、、ケンカしたくない、、

勘違いもしたくない、、

「……離れないで、」

「離さないよ笑」

すき、、だよ、、

「……ねぇ、ちゅしてい?」

「きかないで、、」

「……目閉じててね、」

ん、、すき、

だいすき、、

ねえ、

遼太くん、どこにもいかないで、、