きみがスキ

男の子にバレンタインつくるのなんて

はじめてだ……


遼太くんは意外と甘党さんなので

なに作ろうかなぁって沢山悩んだんだけど


無難に『マカロン』と『ガトーショコラ』かな

ゆずにもお手伝いしてもらって……

美味しくできるといいな…







「ももちゃん!ぐるぐるでけた!」

「はあい。じゃあこれをふりふり~してください!」

「こう……?」

「うん、そう笑」

遼太くんにあげるんだよって話したら

ゆずもつくるのって小さい台座もってきて

一生懸命使ってる姿みると

動画撮って送りたくなる。


『ゆずがお菓子作り手伝ってくれてるの』

『ゆずめっちゃがんばってる笑 怪我するなよ~って』


「ゆず~?遼太くんが怪我するなよ~ってLINE来た笑」

「りょたと話したい!!お電話!」

「……いま何してるかな? って、あ!!」



『桃羽?お菓子作りしてるんじゃないの?』

「りょたー!ゆずだよ!」

『ゆずか笑 ももちゃんは?どうしたの』

「ももちゃんお菓子作るからゆずがりょたと話す!」

あ、やりながら電話するんじゃないの笑

スマホ持ってかれちゃった笑笑

ゆず自由すぎる…

『ももちゃんがんばれ~って伝えといて』

「だって!ももちゃん!りょたがいってるよ」

「……ありがと~笑」

喜んでくれるといいな…


完成した

マカロンとガトーショコラ

綺麗にラッピングして

明日、渡すのたのしみ……笑


「ゆず~スマホ返して?」

「りょた寝てるからしーだよ」

電話越しに寝ちゃったんだ……笑

ゆずの相手ありがとう…

ゆっくり寝てね?

「おやすみ。遼太くん」







「桃羽おはよ」

「遼太くんもおはよう」

「昨日、寝ちゃってごめん……」

「ううん!ゆずの相手ありがと、」

「ゆずがずっと桃羽の話聞かせてくれてたよ」

「…………なに、聞いたの、、」

「え、笑 ないしょ笑」

なにいったの、、

ゆず~、、変なこと言ってたらお菓子抜きにしよ、

「あ、、そういえば今日1限 現文から日本史だって」

「そうなの?」

「うん、なみへ、、山口先生が言ってた笑」

波平先生って栞のまえではなしてるから

癖でいいそうになる、笑

危ない危ない笑





お昼休み__


「あの……バレンタインなので、、」

「これは栞と瑠愛と美穂ちゃん!マカロン食べれる?」

食べれなかったらどうしよう…

甘めと甘さ控えめの2種類作ったから

みんな食べれるといいな……

「え!やばかわいい。すきですありがとう桃羽」

「これ、、インスタ載せてい?」

「わあ、どうぞ……映えるかわからないけど…」

もう少しかわいいのにラッピングしたらよかった、

それから……

「清水くんと森本くんにはガトーショコラを…」

「え、、俺らにもあんの?」

「甘さ控えめなので食べやすいかと……」

「えぇありがとちびちゃん」

「櫻井さんありがとね。いただきます!」

あと、、

どうしよう、、

めっちゃ勢いで作りすぎちゃって……

「遼太くんのやつ、、多いかも、、笑」

「こんなにもらっていーの?!」

「食べれる…?」

「うん笑 甘いのすきだもんうれし笑」

わあ、、よかった、、

バレンタイン無事に渡せた……

「みんなのお口にあえばいいのだけど……」

「瑠愛、早速食べてるけど美味いよ」

「え、もう笑 よかった笑」





「桃羽!」

「…遼太くん?」

「バレンタインありがとう。味わって食べるね笑」

「うん、、嬉しいです笑」

「あいじょーたっぷりだよってゆずが教えてくれたからね。沢山味わいます笑笑」


… ゆずのばかぁ、、


……

……

……


「ねぇ桃羽!今日さ私バイトあるから先帰って」

「ん?わかった!」

そっかあ…

今日はひとりで帰ろう…

もうすぐ春だなあ… 匂いが甘い……



遼太くんがいる…笑

結構前に帰ってたんじゃなかったの、、

「…………遼太くん? なにしてるの~」

「…たまたま?えーっと、、 待ってた。笑」

「声かけてくれたらよかったのに…」

「ううん、、ここで待ってたかったの!」

なにそれ、、

かわいい、、笑

遼太くんたまに小さいこみたいでかわいい笑

「じゃあ、いっしょに帰ろう」

「うん、はいっ」

ふふ笑

手繋いで帰ろう…

好きになるたび

時間が経つにつれ

愛おしさが増すのはなんでなの、、

「今日さ、ゆず迎えいく?」

「うん、いくよ?」

「いっしょに行ってもいい?」

「うん笑 ゆずも喜ぶと思う!」







「あ、ゆずきた」

「りょた?!なんでいるの!なんでいるのー!!」

「ゆずに渡したいものあってきた!」

「ゆずに?!なーになーに!」

だからいっしょに笑

言ってくれたら渡したのに……

「はいっ!ホワイトデーでしょ?」

「折り紙セットとゆずがすきなキャラのキーホルダー」

「えーーーー!りょた!りょた!!いいのぉ?!」

「……遼太くん、いいの?こんなに、、」

「報酬だよ笑 ゆずには感謝しないと……笑」

「バレンタインなにか貰ってたっけ…」

あのあと、、あってたかな…

まさか、、わたしの知らないところで……

「桃羽、明日誕生日でしょ? ホワイトデーと誕プレ…」

「こっちはホワイトデーのお返し……」

「……水族館のチケットだ、、」

「こっちは誕生日プレゼント……」

「…… ネックレス?」

「うん笑 ブレスレットにもなる、似合いそうだなって」

うれしい、、

ほんと、?

全部もらっていいの、、

「…………ありが、と、、」

「あっ!ももちゃんなかせたー!」

「うれし泣き、、 だいじょ_」

「泣き顔かわいすぎるからだめ。このまま泣いてて」

うう、、

なんでこんな嬉しいこと、、

すきだよ、すき、、

だいすきだよ、

「ゆず、誕生日教えてくれてありがとな笑」

「うん!りょた!ゆずのたんじょーびは8月だよ?」

「ちゃんとなんか用意するね笑 」

「うん!!かみねんど!! 」

「はーい笑 んじゃ、帰るよゆず」

「ももちゃんはー?」

「ももちゃん泣き虫さんだから抱っこしてかえんの」

泣き虫にさせたの

遼太くんのせいだもん、、

「ゆずもだっこー!」

「……こいっ!」

「りょた!すきーー」


遼太くんの腕の中で

姉妹揃ってしあわせで

ずっとこのまま

ずっとこのひとといたい。


「遼太くん、、」

「ん?降りる?」

ううん、、

降りたくない……



ゆずの目手で覆って

首筋だけど許してね。

すきってきもち、、