『……まだ繋がってる?』
寝起きの聞き馴染みのない低い声
胸がぎゅぅっと締まる
静かに朝の準備してたの…
起こしたくなかったけど
切りたくなくて
おはようってしたくて
「……遼太くんおはよ」
『桃羽ぁ、、おはよ、、』
「まだ眠い?」
『ん、ちょっと、、笑 でも俺も準備する…』
もう切らなきゃだ…
8時間ピッタリになるまで、、
あと10分だけ繋げられないかな、、
『切るの惜しいね笑』
「そ、、だね笑 」
『8時間でキリよく切ろっか笑』
「うん、、 また後で会えるもんね」
『おはよって2回すんの照れるからさ、、』
『こんにちはにしよっかな笑』
「……じゃ、こんにちはってしよ?」
『ノッてくれるの笑 じゃ、、またあとでね。』
「うん、、またね。」
……
……
学校までの道のりが
これほど浮かれ足なのは
『こんにちは』ってしたいからなのは
遼太くんにも内緒にしておくの。
「桃羽。朝からにやにやキモイ」
「うぅ~だってね?!だって、、」
「聞いたわ何回も~、、 もう、口チャックするよ?!」
「わぁ、、やだやだ、、栞ごめん~」
「早くいかないと倉塚がおはようしてくんないよ?」
「栞?走るよ!!!」
「ばか桃羽!!!」
まだなにも解決してないし
桜井くんのこともあるけど
でもやっぱり
学校に遼太くんがいるの。
それがたのしみでしかたないの。
「あ、、桃羽…… こんにちは笑」
「……こんにちは笑 遼太くん笑」
「わ~バカップルすぎて幼なじみのこの姿きついわ。」
「栞!!もう、うるさい、、」
「蓮井はおはよう」
「はいはい、おはよー」
先いくかんね~って
後ろ手で手を振る栞に
遼太くんと顔合わせて笑っちゃう
朝聞いた時より声が高くて
いつもの遼太くんで
頬が緩みそう…
たぶん、
緩んでる、
…
…
前からちょびっと盗み見してたけど
黒板見るふりして
遼太くんの後ろ姿みるのが
この席になってから
いちばんしあわせ
いつも左手は頬杖ついてて
右手でくるくるペン回し
板書写して
たまにラクガキして
たまに目が合っちゃって、、
気まづくて目逸らしちゃって
でも顔あげたらいちばんに目に入るのは
やっぱり遼太くんなの。
そんな日常が
ただの友達だった人が
今は好きな人で彼氏さんです。
照れちゃいます……笑
「ちびちゃんとうとう彼氏持ちかあ」
「いつくっつくのかなあって思ったけどね?笑」
「……知ってたの、、」
「いや2人ともバレバレだから笑 おめでとちびちゃん」
「俺の遼太しあわせにしてやって、」
「お前のじゃねぇ、、」
「あーーー、、俺の遼太、、」
「お前も早く彼氏作れよ?」
「4年の片思いをサラッと交わすなよ」
……え?
えっと、、
ん? どゆこと、、
「え、、清水くんって、、」
「ん?おれ男しか興味ないよ」
「えっっ、!」
今までのなんだったの、、
翻弄させられてただけ?
尚更むかつくぅ、、
「ちびちゃんに興味ないけど~ 」
「遼太取られないように牽制してたの~笑」
「清水くんやっぱきらい!」
……はあ、、
ばか、、
ほんっと、、
きらい、、笑
