結局、あのあと授業にも出れなくて
ひっそりと早退した……
最後って決めて
抱きしめてしまった
思わず制服の裾を握りしめてしまった
頭に乗せられた
倉塚くんの手が
苦しくなった…
ゆずが泣いた時
わたしもよくやるの…
頭にぽんって手乗せちゃうの
ほんとに、、妹枠なんだって確信しちゃって
帰ってきてからずっと
部屋の隅で
窓眺めてるだけ
食欲もない、
眠れそうにもない、
どうしたらいいんだろう。
…
机に放置した携帯が揺れる
着信… 栞からだ、、
「…もしもし」
『え、すんげー落ちてる……』
「どうしたの」
『いや、こっちのセリフ笑 なんで帰ったの』
「体調、悪くなった……というか」
胸の辺りが苦しいというか
どうしたらいいか分からなくなったというか
「色々……かな」
『倉塚となんかあった?午後からあいつ様子変だったよ』
「……思わずね、抱きしめちゃった。」
そんなにいやだったのかな。
様子が変になるほど、、?
妹枠のわたしに
抱きしめられるのは迷惑だった?
『ついにねぇ…笑 いいじゃん?』
「よく、、ないでしょ、、 だめなのに、、」
『なんで?ダメなの?』
「イヤ、、だったかも……」
『倉塚に拒否られたの?』
「ちがう、、けど、」
『じゃあ思い込みでしょ?』
「……わかんない、」
でも、、
妹みたいって、、
いわれたんだよ?
『うじうじしてないととられちゃうよ~』
「……栞、ばか。」
『素直になりなよ。桃羽なら大丈夫。』
「……もう少し、、考えさせて。」
倉塚くんが
迷惑だと思わない方法があるなら
友達以上でも、、
恋人以下でも、、
前みたいになれたらって……
『あ、、明日さ法事で私休みだから朝待たずに行ってね』
「そっか、、わかった。」
……
……
……
なんっで、、?
なにこれ、、、
「櫻井!これまじ?!」
「いやぁ最近よく一緒にいると思ったわ……!」
『 Wさくらい カップル爆誕 』
ちがう、、
付き合ってなんか、、
「櫻井そんなとこで、、」
「倉塚くん…」
「……これほんと、、?」
「ち__」
「ほんとだよ。ね?桃羽ちゃん」
「桜井くん、、」
「もうキスも済んでるしね?笑」
「このまま授業サボっちゃおっか?笑」
いや、、
ちがうの、、
なんで、?どういうこと、、
…
「桜井く、、」
「付き合っちゃおっか?このまま」
「…なんで、、 黒板のなに、、?」
「あれは知らないけど笑 ね?キスしよ」
「しなっ、、んっ、」
「やっ、、」
やめて、、
なんでこんなこと、、
ちからつよ、い、
「さくら、、いく、ん、」
「鎮って呼んでよ。苗字じゃ俺やめないよ」
…
涙とまんない、
なんで、、
「しずめ、、んっ、く、」
「だれか、、きちゃ、」
「うん。誰かいんね笑」
なんでやめてくれないの、
なんで、、
離して、
たすけて、
「……わぁ、、桃羽ちゃんかんわいい。」
「キスだけでこんな涙目になるの?そそられるね笑」
「……ひどぃ、」
「俺のものになりなよ。桃羽ちゃん?」
…
…
「桜井くんなんか、、すきじゃない、」
「話しかけないで、、」
……
……
苦しい、、
なんで、こうなるの、、
なんで……
「櫻井、、」
「っ、倉塚くん、」
「桜井と、付き合ったんだね……」
「覗き見するつもり無かったんだけど…ごめん、」
…
…
みられてた、
さっきの、、?
ちがうよ、、
ちがうの、
倉塚くん、
行かないで……
「待って…」
「ごめんね、、櫻井。」
誤解……なのに、、
もう、、
やだ、、、
