その中身は涙色

ベッドの布団に包まれる可愛いペット。


「この匂い…青羽さんですよね!?」


「俺しか居なかったら誰を想像するんだ?」


顔を赤らめながら、「翠ちゃん…とか」


「誰だ?その女は?」


「知らないはずですよね!勝手にごめんなさい!


カラオケで寝てた子なんですけど!」


朧げに思い出す俺。


「視界に入ってきたすぐの女は、


お前しか居ない」


腕を胸元で組まれ


肩に顔を埋める俺。



どうかしてるよな…。カラオケで会った日から


変わった。バックハグ状態のまま、



柚木はこんなことを誓った。


「私…一目観た瞬間から青羽さんが気になってまし
た…。好きです」



「無性に俺も好き。あの日話しかけてくれて、ありが
と」



fin