その中身は涙色

今しがた、


戦慄を覚える──


触れるのがこわいから。


触ったら割れそうなガラスの瓶に、


身を置きたがってる。


「柚木の隣座ってもいい……?」


車内は静まり返った。


「いいよ!…けどなんで?」


「おい。周辺のパーキングエリアに停めてくれ」



「了解しましたっ」



後部座席に乗り換えると、発進しだす。



青羽side

「柚木の隣座ってもいい……?」


車内は静まり返った。俺が女に媚びること滅多に
ないからだ。


「いいよ!…けどなんで?」


「おい。周辺のパーキングエリアに停めてくれ」



「了解しましたっ」



後部座席に乗り換えると、発進しだす。隣の



柚木の手を自分の手と絡ませる。


最初「うわっ」って隣の俺の機嫌を気にする


ようだったが、次第に慣れて、繋ぎ返された。