その中身は涙色

「ただいま…私の家…」


母のものは片付いており、私の荷物だけが残る。


不意にキスとかしたらバックれるかな。


悲しい。


涙色。あの若さで何を抱えて生きてるんだろう


──。スマホでポチポチ打っていた。


青羽翔──SNSやってない。となると


「おい、何やってる」


音もなく来た。ドスの効いた声が上から
降り注いだ。



まずい。画面を消すも簡単に没収される。
てかなんで私の部屋に。


玄関開いたままだった。失態。追跡されたのか。
じゃあ。私の為に──。