好意の裏返し

葛葉side


乱行する女子大生。


それもその筈。俺等が敵対する暴走族グループに
当事者である女子大生の兄が殺されたから、


正気で居られないんだろう。


「離しっ…て…!!」

「可愛い声出しちゃって。欲しいんだろ?
俺の一物」

「知らないっ!私あなたたちとは別の人生
歩んできてるのでっ」


あまりに手荒な真似されちゃ困るんでね──


壁にぶち当てる身躯。


信頼されそうにもないし──。


甘いマスクの俺がくっついたら話してもらえるかな

──。


「俺が行く」周りの若輩共に聞かせる。


「姉ちゃん、俺の家来ない?一人は寂しいからさ」


キッと睨まれ、


「何隠してるのか分からない上に身元
証明できるもの持ってない癖に」


「非現実的に考えなくていーからさ。
気持ちよくさせてあげるよ」


キスを強請るぐらい傲慢な奴とは、知らずにね
──。