世界で一番わがままな君とガラスの心臓

熱気を孕んだ国道沿いのバイパスを後ろにして、私は桜の並木道を抜け、旧市街へと続く道へ歩み始めた。

あの子の待つ、静かで、時間が止まったような路地裏へ向かって。