「レンタルスペースです。2時間確保してます。
社長からの計らいです」
すっかり存在を忘れていた御手洗が、ぬっと背後に現れる。
びくっと肩を跳ねさせて、思わず飛び退いた。
「ありがとうございます。……というか、すみません」
「お礼なら社長に。僕は手配をしただけなので」
混乱してる私をよそに、爽真は当たり前にこの状況を受け入れているように見える。
この人ら、いつの間にそんなに仲良くなったの??
御手洗って爽真のマネージャーなんだっけと、錯覚しそうになった。
「では。“キッカリ2時間後に”来ますから。
鍵の所持は僕です。節度は守ってくださいね」
なんか妙に引っかかる言い方だな。
わたしが怪訝に思ってる横で、爽真はまた気まずそうにしながら「はい」と真面目に返事をしている。
あっさり消える御手洗が、玄関のドアを施錠した音を最後に――しん、と場が静かになった。
社長からの計らいです」
すっかり存在を忘れていた御手洗が、ぬっと背後に現れる。
びくっと肩を跳ねさせて、思わず飛び退いた。
「ありがとうございます。……というか、すみません」
「お礼なら社長に。僕は手配をしただけなので」
混乱してる私をよそに、爽真は当たり前にこの状況を受け入れているように見える。
この人ら、いつの間にそんなに仲良くなったの??
御手洗って爽真のマネージャーなんだっけと、錯覚しそうになった。
「では。“キッカリ2時間後に”来ますから。
鍵の所持は僕です。節度は守ってくださいね」
なんか妙に引っかかる言い方だな。
わたしが怪訝に思ってる横で、爽真はまた気まずそうにしながら「はい」と真面目に返事をしている。
あっさり消える御手洗が、玄関のドアを施錠した音を最後に――しん、と場が静かになった。



