【続編】ふたりの恋のそだてかた。



2日後。12月6日。
17:00。

今日は私と爽真が付き合って、ちょうど3ヶ月になる日。

告白したのは多分9月5日なんだけど、時計を見た時は0時を回っていたから、だから6日が節目の日だ。


珍しく間をおかずに爽真に会える日だというのに、事務所に着くなり私は説明もなしに御手洗に車で連行されている。

爽真も来てなかったし。
どういうことなんだ、一体。


車が止まった先は、3階建ての小さなマンションの前。
ワンフロア2、3部屋ずつくらいの規模感。

高層ビルの狭間の建物だ。

「ここです」

促されるまま3階に上がって、一番端の一室のドアを開ける。
狭い玄関スペースに、見覚えのある爽真の靴。

玄関すぐにまたドアがあって、疑いながら上がり込むと、今度はそのドアを開けた。


「……おつかれ」


まず目に飛び込んだのは、学校帰りな風貌の爽真。
ドアの真ん前で、所在なさげに立っている。

「……おつかれ?」

訳がわからぬまま、とりあえず挨拶を返す。

十畳ほどのリビングに、ソファと小さなテレビ、4人掛けのダイニングテーブルがギュッと詰まった普通の家。

奥の部屋は多分何も置いてなさそうで、誰かの自宅というにはちょっと違和感のある空間だった。