【続編】ふたりの恋のそだてかた。

20:00。

一緒にソファに座って、珍しくなんとなくでテレビをつけて過ごす。

映画の話と一緒に、気まずさまで持ち越してしまった。
口を開くタイミングがわからない。


タイムリミットは、後1時間くらい。
たまに違うけど、私たちはなんとなく21:00をリミットにしていて。


送れないのに夜道がどうとか爽真が言ってたけど――
まぁ、そんなこと今はいい。


(このまま黙ってたら、多分一生言えなくなる。
この間なんで話してくれなかったのってブチギレた手前、私がそれをするのは余計によくない)


楽しそうに笑うテレビの中の人たちが、なぜ笑っているのかわからない。
さっきから一切目が合わない爽真を盗み見て、ついに息を吸った。


「――爽真ぁ、」


気まずさに、ちょっと猫撫で声みたいな声が出る。
ぴく、とまつ毛を震わす爽真が、緊張気味に視線を向ける。

「……なに?」

(何か察知してる?余計に緊張するんだけど……っ)

しっかり体を向けて、居住まいを正して。


「……あのさ、話があるんだけど」


緊張感に不釣り合いな爆笑する声と派手な効果音をバックに、私はキュッと顔を引き締めた。