うーん。本当にいいんだろうか。
今後自宅自撮りとか、芸能界の仲間とか呼ぶかもしれないのに。
普通に家具選び楽しんじゃったの、ちょっと失敗だったかもしれない。
顎を抑えて渋い顔をしている私の心を知ってか知らずか、爽真がこんと軽く私の後ろ頭を叩く。
「瑠奈以外人入れないし。あんま考え込むな」
(わたし……いがい……?)
あまりにさらっと言うから聞き流しかけるも、心臓がピクンと反応して立ち止まる。
そのままドッと上がる心拍。目が左右に振れ出した。
「そ、爽真は友達いないのっ!?」
「……家に呼ぶようなのはいないな」
「そっ……そういうことね……!」
あー、びっくりした。
他に呼ぶ人いないんじゃ、そりゃ私だけになるよね!
確かに、この一年爽真に頻繁に会うような友達の影を感じたことがない。
それどころか、趣味とか、好きなこととか、あんまり話題になったことがない。
落ち着かなくて眉を顰めたまま、爽真の方に振り返る。
小さく首を傾げて、不思議そうな顔。
まだまだ爽真について、知らないことだらけなんだなぁ。
これから解明していくことが、たくさんありそうだ。



