2月上旬。
結果はまだだけど、進学に必要な試験は終えることができた。
そして今日は、久々に爽真に会える日。
お互いに仕事も午後はオフで、時間もそれなりに取れる。
そんな日の集合場所は――ひとつしかない。
「勉強の合間にちょっと調べておいたんだけど――白物家電はこのメーカーが間違いないみたい」
「へぇ。確かに、洗濯機の候補はそこのだな」
「あ、じゃあ絞れたね。
あと爽真、何色好き?カーテンも何種類か良さそうなのあって――……」
「お前らちょっと待て」
オンボロソファでお互いのスマホを覗きあっていた頭を、くるっと社長の方に向ける。
そう。ここは我がホーム、フジイ芸能事務所。
きょとんとする私と涼しい顔をしている爽真に、社長が目をひくつかせた。
「久々にやって来て“ここは集合場所じゃねぇ”って説教かまそうとしたらなんだこれ。
年明け前までの、人ん家に入り浸る小学生みたいなお前らはどこいった。新婚さんか!同棲まで許可した覚えはねぇぞ」
「新……!?」
びっくりして言葉に詰まる。
その横で、爽真はなおも動じない顔だ。
結果はまだだけど、進学に必要な試験は終えることができた。
そして今日は、久々に爽真に会える日。
お互いに仕事も午後はオフで、時間もそれなりに取れる。
そんな日の集合場所は――ひとつしかない。
「勉強の合間にちょっと調べておいたんだけど――白物家電はこのメーカーが間違いないみたい」
「へぇ。確かに、洗濯機の候補はそこのだな」
「あ、じゃあ絞れたね。
あと爽真、何色好き?カーテンも何種類か良さそうなのあって――……」
「お前らちょっと待て」
オンボロソファでお互いのスマホを覗きあっていた頭を、くるっと社長の方に向ける。
そう。ここは我がホーム、フジイ芸能事務所。
きょとんとする私と涼しい顔をしている爽真に、社長が目をひくつかせた。
「久々にやって来て“ここは集合場所じゃねぇ”って説教かまそうとしたらなんだこれ。
年明け前までの、人ん家に入り浸る小学生みたいなお前らはどこいった。新婚さんか!同棲まで許可した覚えはねぇぞ」
「新……!?」
びっくりして言葉に詰まる。
その横で、爽真はなおも動じない顔だ。



