今まで加減していた爽真が、容赦なく押してた私の手首を押し返す。
爽真に本気を出されたら、力で勝ち目なんかない。
ぐっと手首を上に上げさせられる。
と同時、爽真が体を起こして、私より下にあった顔が上になる。
あれ、攻守逆転。
鋭くてなんか熱っぽい視線に、一瞬で主導権を奪われた。
ぱちぱちと瞬くたびに、急降下して近づく爽真との距離。
クリームのせいで甘くなった唇に、ちゅっとキスを落とされた。
一瞬触れて、すぐ離れる。
固まる私をよそに、爽真は自分の口元を押さえて目を逸らす。
「これで一口もらったから。
……もうそれ、おわり」
意味を理解して、時差でカーッと顔が熱くなる。
「……しょうがないな……っ」
消え入るように強がって、爽真に食べさせるつもりだった一口分をぱくりと食べる。
ぽっぽとぬるくなる空気が恥ずかしい。
一年経ってもこんな感じ。
相変わらず、よちよち歩きの私たち。
爽真に本気を出されたら、力で勝ち目なんかない。
ぐっと手首を上に上げさせられる。
と同時、爽真が体を起こして、私より下にあった顔が上になる。
あれ、攻守逆転。
鋭くてなんか熱っぽい視線に、一瞬で主導権を奪われた。
ぱちぱちと瞬くたびに、急降下して近づく爽真との距離。
クリームのせいで甘くなった唇に、ちゅっとキスを落とされた。
一瞬触れて、すぐ離れる。
固まる私をよそに、爽真は自分の口元を押さえて目を逸らす。
「これで一口もらったから。
……もうそれ、おわり」
意味を理解して、時差でカーッと顔が熱くなる。
「……しょうがないな……っ」
消え入るように強がって、爽真に食べさせるつもりだった一口分をぱくりと食べる。
ぽっぽとぬるくなる空気が恥ずかしい。
一年経ってもこんな感じ。
相変わらず、よちよち歩きの私たち。



