夢では幸せになりましょう

そんなある日の夜。

突然、LINEが来た。

画面に表示された名前を見て、息が止まった。

一年ぶりだった。

最後はブロックされた。

もう二度と連絡なんて来ないと思っていた。

なのに。

『久しぶり』

たった、それだけ。

私はしばらく画面を見つめた。

すると、すぐにもう一件。

『今日たまたま見かけた笑』

『元気?』

あまりにも軽かった。

一年ぶりとは思えない。

まるで、昨日まで普通に話していたみたいだった。

私は迷いながら、

『久しぶり』

『元気だよ』

と返した。

すると、

『よかった笑』

『今度飯いこ』

と返ってきた。

私は思わず笑ってしまった。

一年間、連絡を取っていなかったのに。

何もなかったみたいに。

私は、

『いいよ』

と返した。

『いつ空いてる?』

それだけで、数日後に会うことが決まった。

あまりにもあっさりしていた。

でも、その夜は眠れなかった。

忘れたと思っていた。

もう大丈夫だと思っていた。

なのに、彼から数文字のLINEが来ただけで、胸の奥にしまっていたものが全部動き始めた。