「それから魔法ランクはSになって、文句なしの学園No.1になったわけだ。学園の本のすべてがあいつの頭にあり体にしみこんでる。そんな天才に、お前は見つけてもらえたんだぜ?」
幸運なやつだな、と四は言った。
宙くんが言葉をかみしめるように間を空けてから『うん』と答えると、
「星ー羅ー、ぼくとかーえーろー」
「うるさいですよ、乃蒼」
「三人ともなかなか戻らないから来ちゃったの」
桜たちがむかえに来てくれたようで、声に気付いた四と宙くんが倉庫から出てくる。
すぐに四が私の持っていた椅子をしまってくれて。倉庫の扉をしめた。
「っし、これで終わりだな。なあセラ、楽しめたかよ。バーベキューは」
私に起きたことを知っいて、今は日常的な生活の水や魔法も大丈夫になったけど、それでも気遣ってくれる皆。
だからこそ、伝えられる時に感謝は伝えたい。
「楽しめた、って言うと素直には頷けないけど、皆がいるから安心して食べれたよ。本当に……いつもありがとう」
「お、おう、ならいい」
四をはじめ、乃蒼たちも『良かった』と笑顔を返してくれた。
優しい友達に救われ、めぐまれて、とても幸せだ……。



