魔法がなくても



「ったく、長期休みこうれいの海辺のバーベキューの話が来たんだよ」


ふよふよと、鳥の形をしたメッセージカードが各々の手元に届いたらしく、私の肩にも鳥がとまっていたことに今気がついた。


「……ごめんね、鳥さんありがとう」


カードをひらけば、理事長からのメッセージで。二年目の私たちは一度見たことのある文章がならんでいた。


"上記にしるした日、海辺でバーベキューをするにゃ。来れる子は楽しむといいのにゃーん"と。

バーベキューをやる日付とともに。

また、この日が来るんだ。


「……んーと、ぼくは星羅がいくなら行こうかな!」

「僕も別にバーベキューにきょうみはないので、どちらでも。星羅が行くなら付き合いますよ」

「お、俺も!星羅次第で」

「行くなら行くで食えばいいし、行かないなら俺たちだけでバーベキューやればいいしな」

「……わたしも。星羅が行くなら行くよ。どうする?」


去年は宙くんをぬいたメンバーで、この庭で、バーベキューをした。
けど……今年は行ってみてもいいかもしれない。