私たちは二人で黒い箱の中にいる。
しかも、二人ではとてもせまいサイズの。
私を下敷きにしないようたえている宙くんの手はプルプルとふるえている。
すべて黒い空間で明かりもないのに中は普通に見え、目が合うと心なしか……気まずい。
「星羅、これどうしたら出られ──」
宙くんがよそ見をしながら聞いてきたと思えば、壁に同じ状況の四たちが映った。
乃蒼とシエルに四、桜がひとりの状況が。
「あ、ずっるーい!!ぼくも星羅と同じ箱に入りたかったー!」
「いや意味わかんねぇだろ!同じ箱に入ってもせまいだけだし!」
「え……何言ってんの四。せまい中でこそのドキドキ感がうまれて、星羅はぼくをもーっと好きになるのっ」
「それはただの理想と妄想では?」
「なに、エルくん。といよりもっとそっち行って!」
三人はあまりにもかわいそうな映像……。
ひたすら文句の言い合いになっている。
「星羅、紫翠くん、二人は大丈夫?」



