「俺も、使い魔いないし出せない。魔法の強さやランクも比べてはいけないくらい天と地の差があるけど……それだけは星羅と同じだよ。俺。だから星羅ひとりじゃない。俺たちだよ」
ある意味レア?なんて、前向きな言葉とともにはにかむ宙くんがにぎってくれる手は温かくて……。
私もそっとにぎりかえした。
「ふふっ、レアかもね」
「だよね、俺も星羅と同じことあって嬉しい!」
良いこと、ではないかもしれないのに。
嬉しい、って笑ってくれる。
……私も、宙くんが同じだって、ひとりじゃないって言ってくれたことが嬉しい。
きっと、宙くんの嬉しいって気持ちをこしちゃってると思うくらいに。
「……ありがと、宙くん」
「ん?」
「なんでもない!お腹空いちゃった、早く帰ろっ」
話して良かった。
私の気持ちを分かってくれるのは、宙くんしかいないから……。



