三宅くんはパチパチ瞬きをしたうえで口開いた。
「東谷、結婚したいんだ」
意外そうな三宅くんに私も意外に思い、返した。
「そりゃあ、そうでしょ」
意外に思ったのは三宅くんだけじゃなかったらしい。
「東谷、結婚したいんだ」
と同じセリフを橘さんも意外そうに口にした。須田さんも頷く。
「したいですよ」
「いつからしたいの? 」
「いつって……。わりと早い段階で結婚願望はありましたけど。それこそ、彼氏が出来たらいつも未来は考えてましたし。30手前で恋人と別れた時は人生詰んだくらい落ち込みましたね」
「んだよー。俺さあ、昔、東谷が彼氏と別れたっつータイミングで告ろっかなって思ったことあったんだよ。結婚はおろか、恋愛もあんまり興味ない感じ出されて、これって柔らかな拒否だよなーって諦めたけど」
「……え、そうなの」
驚きで動揺してしまう。もし……もし、あの時三宅くんから告白されていたら、私は……。私は、付き合っていたと思うな。
「あー。わかるわかる。東谷、そんな感じだよな。なんだかんだ言って、俺ももし東谷がこっちに微好意でも向けてくれたら告白してたと思うな」
「ですよね。あれ、結構心折れますもん」
「そんな態度に出さなくてもって落ち込んだもんだ。まぁ、あれは教育係として正しい判断をさせてくれたけど」
「ああ、まあそう。東谷が正しい」
「ええ、でも私……! 」
「お、そろそろ移動するか」
「あ、そっすね。さぁ、2次会楽しみーっと。俺もこれから何準備していいかわかんないから参考になるわぁ。橘さんの時どうでした? 」
「俺ぇ? だいぶ前だぜ。最近は2次会とかしない方が多いんじゃないの。あと友達が――……」
立ち上あがって歩き出す二人に続く。須田さんはいつの間にか他の人に合流していた。
「東谷、結婚したいんだ」
意外そうな三宅くんに私も意外に思い、返した。
「そりゃあ、そうでしょ」
意外に思ったのは三宅くんだけじゃなかったらしい。
「東谷、結婚したいんだ」
と同じセリフを橘さんも意外そうに口にした。須田さんも頷く。
「したいですよ」
「いつからしたいの? 」
「いつって……。わりと早い段階で結婚願望はありましたけど。それこそ、彼氏が出来たらいつも未来は考えてましたし。30手前で恋人と別れた時は人生詰んだくらい落ち込みましたね」
「んだよー。俺さあ、昔、東谷が彼氏と別れたっつータイミングで告ろっかなって思ったことあったんだよ。結婚はおろか、恋愛もあんまり興味ない感じ出されて、これって柔らかな拒否だよなーって諦めたけど」
「……え、そうなの」
驚きで動揺してしまう。もし……もし、あの時三宅くんから告白されていたら、私は……。私は、付き合っていたと思うな。
「あー。わかるわかる。東谷、そんな感じだよな。なんだかんだ言って、俺ももし東谷がこっちに微好意でも向けてくれたら告白してたと思うな」
「ですよね。あれ、結構心折れますもん」
「そんな態度に出さなくてもって落ち込んだもんだ。まぁ、あれは教育係として正しい判断をさせてくれたけど」
「ああ、まあそう。東谷が正しい」
「ええ、でも私……! 」
「お、そろそろ移動するか」
「あ、そっすね。さぁ、2次会楽しみーっと。俺もこれから何準備していいかわかんないから参考になるわぁ。橘さんの時どうでした? 」
「俺ぇ? だいぶ前だぜ。最近は2次会とかしない方が多いんじゃないの。あと友達が――……」
立ち上あがって歩き出す二人に続く。須田さんはいつの間にか他の人に合流していた。



